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「それってつまり、私海軍に入るのを勧められてる？」
「まさか！一般市民のあなたを戦場に駆り出すわけにはいきませんから」
コビーはそう言ってキュッとしまった顔でこちらを見る。正義感はあいも変わらず高潔だ。
「入隊ではなく、防護術講座みたいなのをやりましょう！」と両手でガッツポーズをするようにしてこちらを覗き込んできたのにすぐさま頬を染めて俯いてしまった。
「あ、僕1人で突っ走ってしまって…その、もし希望するならできますよってだけで…」
肝心なところでこう自信がなさげなのは海の男の顔をしているくせにアンバランスだなとか思ったり。
でもその提案は本当にありがたい。
「きちんと動ける身体になったら、お願いしたいな」
そう言うとコビーはシャキリと背筋を伸ばして「任せてください！」と微笑んでくれた。
「そうと決まれば、まずは体の回復からです。今までロクなもの食べてなかったんですからゆっくり胃を慣らしていけるようにしないとですね！それから今日はうんと早く寝てください。あ、それに数日で一度基地に戻るから…」
真剣な目で話すコビーの熱量を感じる。
私のことなのにここまで熱心にしてくれることに少し驚きつつちょっと笑ってしまった。
「なにか変なこと言っちゃったかもしれない」みたいな顔が私と同い年であることを思い出させる。大人びても、コビーは18なんだ。
「ううん、私のことなのに一生懸命になってくれてありがとう。すごく嬉しいよ」
「僕も、Aさんの力になれるならこんなに嬉しいことはありません」
「……コビー、あんまそういうこと言わない方がいいと思う」
これだけの短時間に何度小っ恥ずかしいことを言うのか。それだけ屈強な男なら誰それを勘違いさせて方に違いない。
「何ででしょう……」
またオロオロするコビーに心の中で「ムカつく」なんて思いながら顔を背けた。
コビー、君のことは気にしてたけどそういう意味で気にしたことなかったのにな。なんて事してくれるんだ。
「今日は、早く寝るんだよね。寝るとこって決まってるのかな」
ひとりでなんとなくバツが悪くて無理やり話題を変えてみたりする。
寝床ならこれ以上ドギマギさせられる事言われずに落ち着いて過ごせるはずだし。
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えんぴつ(プロフ) - ベルモットさん» 楽しみにしてくださっているなんてとてもありがたいです！ゆっくりですが今後ともよろしくお願いします〜 (2022年11月23日 13時) (
レス) @page10 id: 764e5730fb (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。コビーの夢小説を探していた者なので、見つかってよかったです 。コビーが個人的に好きなキャラなので。次回も楽しみに待っています。 (2022年11月20日 13時) (レス) @page9 id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
えんぴつ(プロフ) - 柚木崎はるかさん» うおおお、お恥ずかしい！本当ですねありがたいご指摘ですありがとうございます！！感想も嬉しいです〜！ (2022年10月25日 20時) (レス) id: 764e5730fb (このIDを非表示/違反報告)
柚木崎はるか(プロフ) - とても、面白いです！続きが楽しみです！多分、誤字なんだとおもいますが、「大丈夫です。きちんと生活のサポートを海岸が手配しますよ。社会復帰は可能です！」のセリフ海岸じゃなくて海軍だとおもいます！ (2022年10月24日 17時) (レス) @page8 id: 56c1ca58cc (このIDを非表示/違反報告)
えんぴつ(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» いやー！嫁子ちゃん。さん…！お久しぶりです嬉しいですううう私も嫁子さんの作品愛してますのでよろしくお願いします😭😭 (2022年10月18日 16時) (レス) @page8 id: 2203b18d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんぴつ | 作成日時：2022年10月18日 5時
