トリップですか絶望的に相性悪い所なのに知らない所で色々起きてます

確信犯だからタチが悪い ページ8

あの普通にね大の男が…しかも身長高い人がだよ？
怪しいから、心配だから…まぁ、理由は兎も角トイレ待ってるって…怖くない？

というかデパートと同じ様なことになってるのは気の所為ですか？そしてその時より状況が悪化してるのがまた何とも言えない

躱す理由も作りにくくて仕方がない
何より親切心でやっていますと言われて仕舞えばそれまでだ

はぁ…

『…分かったのでちょっと待ってて下さい』
冲矢「ええゆっくりで大丈夫ですよ」
諦めも大事…うん今回に限らず時々は
そして、冲矢さん白々しいな
確信してるだろ()

待ってて貰ってる(半端強制)となったらずっとこうしているわけにもいかない
座り込んでいた心無しか重く感じる体を動かす
暫く音を聞くのはやめておくか…でもなぁ…正直冲矢さんとコナン君の音は聴いておきたかったけど…でも、うん余計な情報入れたら痛みが絶対悪化するからやめよう少しマシにはなったけど継続中だし

メール…返信したいけど時間ないし…

取り敢えず身だしなみは整えようと軽く洗面台の方を見れば見慣れ始めた自分の容姿

黒髪に白メッシュ…本来逆の髪色と

やっぱりとても目立つ金色の左目

痛いと思ってトイレに来てみたがやはり特に変わらない目の状態に寧ろ何かしら異変が起きてた方が理由が作れたんだが…と若干の落胆を覚える

まぁ、どちらにせよ適当に誤魔化す事になるとは思うが

ボヤッと微かに視界が霞んだりピントが合ったりと不安定な視界状態に眉を顰める
アレだな眼鏡を何度もとったりつけたりしてる感じだな…酔いそうだな

…まぁ、どちらにせよ

またさっきみたいな衝撃が来たらぶっ倒れる自信しかないが基本的な動作ならこれでも問題ないだろう

体の疲れは以前ないに等しいのは夢が原因として精神的な疲労は今日だけでもう倍以上味わっているぞ…
【音音】の気分も痛みのせいもあってすっかり抜けてしまったし冷静に考えて後のことは後の私に任せたとか…

最高にやらかしてる感しかない



手を洗ってポシェットからハンカチを出して拭く

大丈夫
こんな状況よりもっと酷い状況を私は知っている
それに比べれば

トイレの扉の前に立ち
若干の気怠さを雰囲気に滲ませる
全てを隠すのではなく、表面にあえて出すことも演技にはなる

そういえばコナン君は側にはいないのかな…？
気配的には冲矢さんだけ…これで居たとしたら驚かせる気しかないだろ…

まぁ、陰で見てる説はあるけど


そうして私はゆっくりと扉を開いた

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