引っ越しの理由には ページ17
ホットミルクは安心する味がしてどこか知り合いのことを思い出させる
そう…懐かしささえ感じるような味
そんなことを考えていると
そういえばと冲矢さんがこちらを見ながら穏やかに…どことなく鋭い言葉を投げかける
冲矢「深月さんは何故引っ越しされて来たんですか?」
そこが気になるのか…はたまたそこから推測をしようとしているのか…
彼等は考えた筈だ
私は自分の事についてあまり話をしない…したくないのだということを踏まえて…
そして私の事を調べて見たものを偽装だと思い始めてしまった筈だ
そう思えるだけの行動を今日だけで幾つ示してしまったのか…私の予想してない所まで見て気づいている可能性はあるしわからないが…
『コナン君も知りたがってましたけど…理由を知ってどうするんですか?面白味もない話ですし、何より
あなた方に話す様な事ではないと思いますが」
突き放すような口調になってしまったのはいつもの事だけど単純な疑問もでもあった
そこまで知りたがってその先に何を求める?
…藪を叩いて蛇だけが出て来るとは限らないというのに
冲矢「そうですね…単純に知りたいだけと言えば良いですかね」
『……知りたいだけですか?』
冲矢「ええ」
間髪入れずにそう答えた冲矢さんから聞こえて来る音は本心7割、その他3割位
思わず聞き返してしまった
少しの無言、目線の先には手に持ったカップに入った液体の水面に私の顔だけが映って揺らいでいるだけ
『……私、昔から勘がいいんですよ冲矢さん』
冲矢「…勘ですか?」
『ええ、勘です。虫の知らせ、直感力とも言いますかね?具体的に何故こうなるのか…どうしてそうなるのか理屈的な事では無く
ただそうあるからこうなるのだと』
冲矢「それが今回の引っ越しに関係していると?」
話す内容はどこまで真実か
それは君たちの判断に任せるけど
『冲矢さん人にとって何かしら大切な物ってある物ですよね…私もそうだった
だけど、私が居る事で厄介事が起こるそんな事を不意に思って…
だから離れたくて引っ越しようとしたんですよ
まぁ…引っ越しの事もどこに行く気なのかも最初からバレてたみたいで意味なかった事に最近気づいたんですけど』
ゆっくりとそれでいてはっきりと伝える
そう、本当は1人でどこかに行ければよかった
でも、現実問題【私】が居なくなることは難しい
そんな事は昔からわかっているんだけどね
冲矢「大切な物を守る為というかですか…」
『まぁ…そんな所ですね』
話の流れを掴む方が優勢です→←隣の家から凄い音聞こえたけど私達はやめなかった←
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Beit(プロフ) - ヴォールクさん» 気づくのすごく遅れちゃいました!ありがとうございます試行錯誤してますが伏線回収見つけるの私も好きな部類なのでばら撒きながら書いてます笑 是非是非ゆっくりコレからもみてください( ^ω^ ) (2021年12月9日 11時) (レス) id: 8489a6571c (このIDを非表示/違反報告)
ヴォールク(プロフ) - こんな時間に失礼します!いつも楽しく読ませていただいてます!!今回の話の最後の暗号解読したのですが、暗号の作り方に感激しました!この様に暗号を作れる作者様は素晴らしいです!(日本語おかしい)これからも無理せず更新頑張ってください!! (2021年11月18日 22時) (レス) @page20 id: 0dde64650e (このIDを非表示/違反報告)
Beit(プロフ) - 琥珀さん» コメントありがとうございます(´∀`)まだまだ慣れてないので遅めペースですがゆっくり見ていって下さいね! (2021年10月26日 17時) (レス) id: 8489a6571c (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - こんにちは!お疲れ様です!更新ぜひ頑張ってください!自分のペースで大丈夫ですからね! (2021年10月26日 15時) (レス) @page6 id: 3ad60daf65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Beit | 作成日時:2021年10月21日 6時