トリップですか絶望的に相性悪い所なのに知らない所で色々起きてます

長風呂は程々に ページ14

お風呂から出て軽くパタパタと顔を仰ぐ
流石に長く居過ぎた…さっきとは違う意味で少々ふらつきがある気がするのは気の所為ではない

…のぼせた

でも…
『気持ちよかった…』
あーこれでアイスとか食べたら最高に良いだろうな〜
…そういえば買って貰った甘味…砂糖をかけるなとの事でゼリーを買ってもらった
それはいいがこの後すぐ寝かされる雰囲気があるんだけど……食べたい〜
でもなー冲矢さんって静かに諭してくるイメージだけどさ…中身の方では割と力任せな感じあるからなー


…この世界の人達って頭の回転早いしスペック高いし…本当に能力なくて良かった(前も言ってます)
下手したら今よりもっと犯罪都市になりかねん…
いや想像しただけで無法地帯
悪用する奴はあっちでも多かったしこちらだともっと多いだろう

何より能力が事件に使われたら犯人じゃない人が冤罪になりかねない

流石にそれは…迷惑になるし出来るだけ阻止しないとな…私には出来る事は限られてはいるけど


丁度乾燥が終わって着替え始め気づいた
着てた服は…そういえばポシェットに入らないじゃん服…私のリュックぅ…置いてきたの私だけどさぁ！
取り敢えず畳んでおいて…貸して貰った服を着る
まぁちょっとデカイけど良い感じだ
『髪乾かすの面倒…』
ドライヤー…此処にないから冲矢さんに聞くしかない
さて…手持ちOK、リングとピアスは今着ている服に隠れる様にネックレスで付け直ししたし…自分の体に異常も特になし…の筈



結局お風呂場まで入ってくる挙動は無かったな
まぁ…策は講じてたし…私が警戒し過ぎた部分もあるのか…なんにせよ何が起こるのかわからないんだからしといて変ではない…筈
この後寝る事は決まってるから

改めて考えるとなんでこうなったんだろうか…()

お風呂場の扉を開いて廊下へと出た

スリッパのぺたぺたという軽い足音を鳴らしながらリビングの方へと歩く
ちゃんと冲矢さんが居る場所聞いて無かったどこだろ
普通に見つけることは出来るけど…なんか言われたらやだし…

『にしても…この家デカイなぁ…天井高いんだよなぁ…確か…此処の表札は…、「工藤」さんだったな…セレブの工藤さん…職業何してる人なのかな…芸能人とか？…違うかも…本が沢山あった…コナン君が好きだと言ってた…特にミステリー小説多かった…相当な本好きか…作家さんとか？』

わざと声に出して適当に部屋を覗きながら歩く


数を把握する為に(・・・・・・・・)

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