逃走を許さない意志を感じます ページ7
『…』
自然と動いていて見える様に取り出しながら考える
凄い出たくない…でも出ないと面倒な事になる気もする…コレもうゲリラ準備どころじゃ無いな…
ヘッドホンのコードを抜いて通話ボタンを押してから耳に近付け聞こえて来るのは彼の音
『はーい?』
江「あ!Aお姉さん!やっと電話繋がった!心配してたんだよ?僕…」
『あー…ごめんね?電源切ってて返事とか出来なかったんだよ』
江「………まぁ…何もないなら良いんだけど…あの返信だけだと心配になるよ??…ちゃんと生きてますって…僕びっくりしちゃったもん」
『私の友人達と似たこと言うねぇ…そういえば何か用事でもあったのかい?それとも心配して電話くれたのかな?』
江「あ、えっとね!僕今お出掛けしてるんだけど僕の知り合いの人がAお姉さんに似た人を見たって言ってたんだ!だから気になっちゃって…」
おい、めっちゃプライバシーの侵害されてないか?
…今更か、絶対経歴調べてんだからプライバシーもクソもないよね
実際やってそうな事聞くと不快感しかないが
少しだけ声のトーンを下げて
『…私の事を他の人に話している様に聞こえるけどそれは私の知り合いかな?』
江「ぁ…えっと…」
『何故その知り合いさんに話しているのかは後で聞かせてもらうとして…確かに私は今デパートに来てるよ』
江「ぅ…うん…ってそうなの?じゃあもしかしたら同じデパートかも!僕も今デパートに居るんだ!」
『おぉ…すごい偶然だねぇ』
いやほんとに
私がフラグ回収してるのか、それともこの場で事件でも起きる?
あ、やばい
不穏な音聞いた後だとフラグが立ちまくってる気がする…
江「Aお姉さん?」
『…ん、あ、ごめんボーッとしてた何?』
江「う、うん…それで最初はその知り合いの人も見間違えかなって思ったらしいんだけど…3回位?同じ場所をウロウロしてるって連絡が来てもしかしたら…って思って電話したんだけど…」
『…迷子ではないヨ』
江「迷子なんだね?」
『いや違う断言しないで?…ただちょっとどこに何があるのか見て回ってたらグルグルしてただけで…』
江「…まぁ、取り敢えずAお姉さんこのまま歩き回ってもあれだしそれだったら僕達と一緒に見て回らない?」
『
江「え?なんて??」
『いや、なんでもない…じゃあ私がそっちに合流すれば良いのかい?』
江「いや、動かないでね?また迷うよ?」
信頼がなくて泣きそう
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作者名:Beit | 作成日時:2021年9月14日 22時