トリップですか絶望的に相性悪い所で目標を立てた (ページ47)

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番外編②続きページ47

『過去に何があったとかさ、今どうしたいかなんてその時にしかわからないと思わない？

勿論自分の意思関係なく動かなきゃいけない時だってあるだろうけど…それでも感情を意思を捨てるなんて並大抵の事じゃ出来ない

それは誰だって同じ事

貴方達が死んでそれで得るものはどの位ある？
それで終わって貴方達は納得してしまう？
少なくとも
君ともう1人がこうして事件を起こしてその立場に立ってみようとした事自体考えて何かしようとした証を見せていると思うのよ

まぁ、コレから考えなよ時間はたっぷりとってね』

よし、取り敢えず爆弾はコレでオッケー…
あらかた話し終えた男の顔は憑き物がとれたような顔だ

もう1人の説得は無理だなぁ…

あ、因みに貰った力を試してみてるんだけどやっぱりやばいかもしれない←

「アンタは…まるで何もかも知ってるようにいうんだな…神様にでもあったみたいだよ」

その言葉を聞いて目の前が真っ暗になるような感覚に襲われるのと何処か冷静に考え

神様、ねぇ…

Non opus est deus(神様なんて要らない)

『神様なんかじゃないよ
私はただ人並みの感覚しか持ってない…そんな女でしかないからね…』

そう、私はそんなものでしかない

能力さえ持っていなくて何も知らないで生きていたら…

転がる男に近づく

そうしたら私は普通になれたかな

だけど、持っていなかったら

それはもう私ではないから難しい事だと苦笑いを零す

『それじゃあ、忘れてしまうだろうけどお話ししてくれてありがとう…
裁くべきは私ではない
これから話を沢山する相手も私ではない

だから、話した内容は私が覚えておいてあげるよ』
近付いて抱擁し腕の中で意識を失った男にそう呟いた

その後は犯人達を纏めて縛り上げといて

武器も全部集めて置いておいた

『さて…ここから正念場ってね…』

最初に奪った服を上から着て
犯人達の1人に変装する
だけどこれだけじゃ足りない…だから
違和感を感じさせないように携帯からも音を出して私を気付かれないようにする

ただ気付かれない時間は限界がある迅速に動かないとと他の人質が危険だ

あー…一発勝負って最高にハイリスクぅ…

操る音は多ければ多い程疲れるけど…ガス抜きには良いだろう

銃弾は全て抜いておいた奴を持って行く

私は残った人質の場所にいる犯人達の所へと向かっていく

きっと爆弾については指示を受けている奴しか知らない筈だ

それももうない…大丈夫やるべき事は頭に入ってる