トリップですか絶望的に相性悪い所で目標を立てた (ページ46)

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番外編②続きページ46

◇爆弾処理場面を一部表示します

爆弾の場所までやってきた私の顔は渋い顔だろう
『いや今更だけどポンポン爆弾出てくるよなこの世界…意味わからん…なに売ってる場所でもあんの？絶対おかしい…』

銃とかさーほんとどこから持ってきてんの…？と言いながら爆弾の処理を始めようとする私の手に掴まれているのはある男のシャツの襟だ
気を失ってはおらず縛られており身を捩ると痛いのか呻き声も出していた

「くそっ…離せ！」
『え、やだよ？安心してよ〜死にはしないからさ〜私とお話しして欲しいだけだし〜』
「クッ…なんでこんな事に…」
『あはは…爆発心中しようとしてた奴が何言ってんだよ』
「な」
『君ともう1人かな？少し違う音だし指示役と指示受け役だし？他の奴は金銭目的が主だけど君は違うよね？

君ともう1人は最初から死ぬつもりでしかない

そして出来るだけ多くの人を巻き込むつもりだった…

違うかい？』

割と単純で助かったな…と思いながら彼女はゆっくりと確実に処理を進めていく

『理由とかは流石に分からないけどさ…お話くらいは聞いてあげるよ？どうせもう君の計画も、他の奴の計画もどっちも成功しないんだから』
パチンと導火線を道具を使って切れば電子板にNO signalの文字が浮かぶ
本当は能力使って爆発できない様にすれば楽なんだけど警察の人に見られたら流石に疑われるからね…

どうやって無効化したのか‥ってね

記憶を改変してしまうのはあの神()から貰ったものも相まって楽に出来てしまうだろう
干渉する人数が多ければ多いほどキチンと考えなければならないしそんな時間はない

何より出来る限りはしたくもない

…もう既に何人かにしようと決めてる私が言えることかは別として

「…何故、わかったんだ？」
『んー…ま、勘7割、残り3割は…秘密♡…うぇ…やるんじゃなかった…』
「ふん…こんな奴にバレるとはな…そうだ…私は死にたかった…のうのうと生きて幸せそうな顔をした奴らもそれを壊す奴も…
何を言っているんだと思われるかもしれないが…私はどちらの立場に立ってもやはりダメだった…どちらも許せなかった…！」
『…お、こうか〜流石に骨折れる…』
「私が死んでも何も変わらない事は分かっている…たがら巻き込もうとした…失敗したがな…もう、何も考えなくて済むと…思ったのに…な」

『何も考えないで居られるわけがないだろう』
「…」
私は縛って転がしたままの男に視線も向けずに独り言のように零す