まるで突き刺し抉る様な ページ14
冲矢「…よろしいんですか?」
冲矢さんはこちらを見据える様にそう言う
やめてその目は気を張ってないと怯みそう
まぁ…表向きは変わらない感情で悟られない様にそのままの雰囲気を維持してるけど
『はい。此処には特に見たいものはなさそうなので』
冲矢「そうですか…私には何か探したいものがあって上と言ったのかと…」
「?気の所為では?」
やば…怖っ…ちゃんと見てるね
コナン君はまだ詰めが甘いところもあるかも知れない…でも、FBI・公安の人は能力で此方が有利な状況を取ってるとは言え鋭過ぎない?
特に安室さんとこの人
雰囲気も表情も崩さず接してるのに…
本当能力バレだけはしたくない…
あーでも正直パソコンに
『コナン君達は下にいるんですか?』
冲矢「ええ、3階に居るそうです。4階はさっき見た本屋と日用品、少し服屋もありますが…何か見たいものはありますか?」
少し…いやさっきから出てはいたんだけど冲矢さんが困惑した様な音に対して納得した音を出す
待って困惑はわかるけど納得は何を納得したの?
いや、安室さんも確かあの話し合い(前作:乱れるペースより)の時こんな音出していた
まさか違和感を感じてそれの正体に気付いた…?
いや、それはない筈
現にまだ困惑した音は聞こえる
…切実にこの世界の人が…特に主要人物達が能力持ちじゃなくて良かったと思った()
『あー…大丈夫です3階に行きましょう
あぁ、そうだ…よくよく考えたら私1階と2階は行き来してたので3階だけ教えて貰えれば平気です』
大まかには見てたし何があるか大体は把握している
冲矢「分かりました。では3階に行って合流しましょうか…」
『3階には何があるんですか?』
冲矢「子供達が好きそうな物が色々ありましたね…おもちゃ類、学校で使う用品に子供服…後はゲームセンターもありましたね」
『あぁ…だから3階なんですね…今更ですけど冲矢さんデパートの内部詳しいですね…』
冲矢「そんなことありませんよ?そんなに多くは来ていませんから…」
『そうなんですか…』
それで大雑把でも教えられるって凄くない?チート?
お陰で何処に行けばあれがありそうっていうのは分かったし…後は音を聞けばなんとかなる…かな
冲矢「さて、3階につきましたねコナン君達は何処にいますかね…」
連絡を取ってみますと携帯を取り出した冲矢さんを見ながら
私はその音に1人静かに貫かれた
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作者名:Beit | 作成日時:2021年9月14日 22時