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なぜか雪が降る日にはヌナによく会う
今日も背中を見つけた瞬間走り出し、一緒に帰っている
『ねぇ、ジョンイナ
雪は好き?』
突然のヌナの質問
JI「好きだよ?」
まぁ本当はそんなに好きじゃない
寒いし、外で遊べないし
靴の中まで濡れちゃった日には1日凍えそうだし
…でもなにより、ヌナに会える確率が上がるような気がするから
それだけで1位になれるくらい雪が好きだと言える
『私と一緒だね』
気が合うなー、ってそんなヌナの言葉に嬉しくて飛んで行きそうになる
本当はそんなに好きじゃないなんて気持ちもすぐに忘れて、ヌナと気が合うなんて思いながら喜んでいた
JI「あ、前の人傘さしてるよ」
『本当だ
雪に傘は邪道なのに』
その時、ヌナの言葉に初めて一緒に帰った日を思い出す
ー…
確かあの日は委員会が長引いたせいで、少し暗くなった帰り道だったと思う
階段を下りながら、窓の外を見るとポツポツと白い粒が見えた
校門にたどり着いてもまだ少しだけ雪が降っていたから、せっかく持ってきた傘を玄関で開く
はぁ、めんどくさいな
そう思い、歩き出そうとした瞬間
『キム君ちょっと待った』
そう声をかけられた
耳に響く声にとっさに振り向いた
その声は憧れのAヌナだった
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miii(プロフ) - くうさん» すみません!ご指摘ありがとうございます! (2016年12月19日 19時) (レス) id: 51c95e82cc (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - ここに書いていいのかわからないですが…校門の漢字が違います… (2016年12月19日 17時) (レス) id: c45b8ab75d (このIDを非表示/違反報告)
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