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「好きなん？」
「…うん」
「そっか。何か嫌なことあったらちゃんと言うんやで？俺やなくて中村でもええしさ」
廉に笑顔が戻った。
「もしかして、それ言うためにわざわざ降りたの？」
「わざわざなんて言わんくてもええやろ」
「だってわざわざじゃん…」
「お前なぁ…」
「ありがと、廉。心配してくれたんだよね」
「…まぁな。お前バカやらな」
「一言多い」
電車が来るまで、ホームの椅子に座って二人で話をした。
神ちゃん先生のことを根掘り葉掘り聞かれ、素直に答える。
廉はそれをちゃんと聞いてくれた。
「あ、電車」
「おん。じゃあな、また来週。気を付けて帰るんやで？」
「うん、今日は本当にありがとう」
立ち上がり、廉が電車に向かうのを後ろからついていく。
「あ、A」
「ん？」
「カテキョのこと諦めるんやないで、＿＿＿＿＿」
「え、なに？最後聞こえなかった」
私の問いには答えず、手をひらひらと振って電車に乗っていった。
休みはあっという間に終わってしまった。
しかし、別に学校が嫌いとかそういったのではないので特に憂鬱な気分になるとかはない。
「おはよー！」
「おはよ」
「はよ」
教室にはいれば、いつもの顔ぶれ。
学校に来た、と感じる瞬間だ。
「テストまで一週間切ったね！みんな勉強は大丈夫？」
「Aには言われたくない」
二人声を揃えてそういう。
「二人してひどくない？私だって神ちゃん先生のおかけで今回は頑張ってるんだよ？」
「頑張っても成果がでないときはあるで」
「たしかに…。でも私だって頑張ってるし…」
「あー、永瀬がA泣かせたー」
「いや、こいつ嘘泣き下手すぎやろ」
こうやってふざけたことを話しているのが楽だ。
楽しく感じる。
「ねーねー、休み明けでやっと神ちゃん先生に会えるからそんなににやついてるの？」
休み時間、ふいに後ろから麻由に話しかけられた。
「え！？」
「勢いやば」
麻由の言葉に過剰に反応してしまい勢いよく振り向くと、けらけらと笑われた。
「一昨日廉に、色々話してすっきりしたからねー。諦めんな、って言われたし」
「え、なに。土曜日に二人で会ってたの？」
「そうそう、買い物に付き合ってもらってた」
「永瀬もやるな…」
「いった！」
麻由と話してると、ノートで頭を叩かれる。
「廉！何すんの！」
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れみ(プロフ) - とても読んでて続きが楽しみになりました！ 後誰がなんのセリフを言ってるかわかるとありがたいです。更新頑張ってください！ (2018年5月21日 16時) (
レス) id: 568c351ff4 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - すごくｷｭﾝｷｭﾝします！続き、楽しみにしてます！！ (2018年5月20日 11時) (レス) id: ec89f148c8 (このIDを非表示/違反報告)
かみこた - 続きが気になる！更新頑張ってください！ (2018年1月7日 23時) (レス) id: 42238d61a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*sora* | 作成日時：2017年12月25日 0時
