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神ちゃん先生のおかげで数学と英語が以前より理解できるようになり、学校の授業も少し楽しく感じるようになった。
「A、テスト前だけど勉強大丈夫なん？前回みたいにならんとええなー」
「ふっふっふっ、廉は神ちゃん先生の凄さをわかっていないね？」
「は？」
「私のカテキョの神ちゃん先生は私に勉強の楽しさを教えてくれたのだよ」
廉も麻由もポカンとしている。
「中村、Aの頭おかしくなったん？」
「本当に勉強がんばってるっぽいよ。永瀬も頑張らないと危ないかもねー、いろいろと」
「いや、俺がAに頭脳で負けるわけないやろ。なに言うとるん？」
「そうじゃないって…本当にばか」
私が本気を出したら、廉にだって負ける気がしない。
私には神ちゃん先生もついてるし。
「んじゃーね、勉強頑張れ」
「麻由も部活がんばれ！また来週ね」
今日は金曜日。あと少し頑張れば明日は休み。家でごろごろできる。
あと少し頑張るといっても、神ちゃん先生に会えるからそんなに辛いことでもないのだが。
心なしか早歩きになる。
最寄りの駅について、そこから歩いて、目の前に家。
もうきっと、神ちゃん先生は待っているはず。
私の部屋で漫画を読んでいるだろうか。
それともまた寝ている？
神ちゃん先生のくつろぎ方は、まるで住んでいるかのよう。
「ただいまー」
少ししたあと、私の部屋のドアから顔をのぞかせて「おかえりー」と聞こえてくる。
「あ、おかえり。神山先生もう来てるわよ」
「うん、今お出迎えしてもらったー」
リビングから手を拭きながら出てくる母。
「お待たせしました！」
「そんな急がんでもええのに」
笑う神ちゃん先生。
「あ、めっちゃ勉強したかったん？」
「違います！」
あなたに会いたかったんです、神ちゃん先生。
「そんな全力で否定せんでもええやん」
「あ、神ちゃん先生。今日の数学の授業でやったんですけど分からないところがあって…テスト範囲なんですけど…」
「お、どれどれ？見せてみ？」
私かここまで勉強に真面目に取り組んだことがあっただろうか。
つくづく単純だな、と思う。
でもそれだけ神ちゃん先生に影響されてる。
▼▽▼
皆さん、あけましておめでとうございます。
年末年始バタバタして全然更新できませんでした…。
待っている方はいないとは思いますが、すみません…。
これからまた定期的に更新します！！！
皆さんにとって良い年になりますように。
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れみ(プロフ) - とても読んでて続きが楽しみになりました！ 後誰がなんのセリフを言ってるかわかるとありがたいです。更新頑張ってください！ (2018年5月21日 16時) (
レス) id: 568c351ff4 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - すごくｷｭﾝｷｭﾝします！続き、楽しみにしてます！！ (2018年5月20日 11時) (レス) id: ec89f148c8 (このIDを非表示/違反報告)
かみこた - 続きが気になる！更新頑張ってください！ (2018年1月7日 23時) (レス) id: 42238d61a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*sora* | 作成日時：2017年12月25日 0時
