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「んー、周りに人いないし。今日は特別だから」
「特別、」
お腹に回ってる腕にギュッと力が籠る。
片方の手を解き、その指が私の顎を捕らえて上を向かせた。
「覚えてる？ Aが大人になるまで手は出さないって言ったこと」
覚えてるよ。
だから今日は私にとって特別な日なんだよ。
「……私、今日で大人になったよ？」
「ずっと待ってた……部屋もとってあるんだけどどうしょうか？」
ピコン
問…もう何問目かも分からないや。
それにもう問題なんていらないでしょ。
考えなくたって、亮平くんがちゃんと教えてくれるもん。
「……行く」
.
部屋に入ると、いつも以上にドキドキした。
大学では友達に彼氏とのそういう話を散々聞かされてきて、好奇心が勝った私は何度か亮平くんにチャレンジしてみてことがあった。
だけどことごとくスルーされてきたんだよね。
「A」
「亮平くん」
大きなベットの前で肩に触れた大きな手と、ゆっくりと近ずいてくる亮平くんにドキドキして、
「ほんとにいい？」
「う、ん…」
「できるだけ優しくするから」
そっと触れる唇。
幾度か角度を変えてされるキスは、次第に熱量を増して、舌先でツンと唇をつつかれて戸惑いながらも唇の力を抜いた。
するとヌルッと熱い舌が初めて口内を刺激する。
「ん、」
膝がガクンとなって、亮平くんは私の体を支えながらゆっくりとベットに座らせてくれる。
どれくらいキスをしていたのか、蕩けすぎてキスから解放された途端にベットに崩れた私。
「まだこれからなのに」
「…だ、だって、」
「ふふ、可愛いなあ。A、シャワーはどうする？ 一人で入る？ それとも俺が洗ってやろっか？」
「ううっ、ひ、一人で入ります！」
「ふふふ。はい、じゃあ行っておいで」
シャワールームに逃げ込むようにして飛び込んで、頭からザァーとお湯を被った。
これでもかってくらい洗いまくって、今更ながら緊張がヤバい。
自分でも望んでいたのに、この日がくることを。
なのにいざとなると、やっぱり怖い。
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ゆきんこ(プロフ) - acoさん» aco様、コメントありがとうございます！ただ風呂場でイチャつかせたかったから出来たお話です（笑）キュンキュンしてもらえて良かったです(^^)手馴れてる黄色さんに愛されましょう（笑） (2021年5月1日 17時) (
レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
aco(プロフ) - ゆきんこさん！照かっこよすぎます！！キュンキュンしました！照となんてお風呂入れない！そして、分かっているけどちょっと慣れてるの嫌だ（笑）とても楽しかったです！これからも楽しみにしています！ (2021年5月1日 14時) (レス) id: 5529cc6a26 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様、コメントありがとうございます(^^) 青色さんのお話もそうですが、番外編は書きたいものがあれば、また誰かのお話を追加させてもらいますね☆ (2021年4月19日 16時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 翔太くんは特別編にありましたね;;ごめんなさい。 (2021年4月19日 8時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 翔太くんのも楽しみにしてます！ (2021年4月19日 7時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年9月30日 14時
