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私なんかのサインに価値がつくかなんてわからないけど、そうなればいいなと想いを込めてイラスト付きでかかせてもらった。
「ありがとおな！」
「こちらこそありがとうございます」
「あー、かわええわほんま」
「だから俺のだから」
ぶっきらぼうな言い方の中にも愛を感じて、火照る顔を両手で覆っていれば「ヒューヒュー」だって。
「もお！やめてくださいよ！」
バシンと肩を叩いてしまったよ。
初対面なのに、ごめんなさい。
「おお、ええツッコミしとるわ！」
「ふふ。で、どうよ会ってみた感想は？」
「え、なになに？」
辰哉くんが此処へきた経緯を話せば、それなら任せとき！と、またしてもどこかへ行ってしまう。
そしてまた戻ってきたコージさんは、沢山のアルバムを持ってきた。
「さてとまずは俺の産まれた時の話からやな」
「え？」
「うわー、最悪。スイッチ入ったー」
「え？」
コージさんはネタになるようにと、自分の生い立ちをアルバム付きでお話してくれた。
それは夜になるまで続いて、さすがの私も疲れました。
辰哉くんなんて、隣で口を開けてくーかー寝てましたよ、はい。
「で、今に至ります。どない？ 俺、主人公になれる？」
「………ふえ？ ああ、はい、そうですね！ありがとうございました！」
て、最後の方は殆ど意識なかったなんて言えない。
だけど所々覚えてる内容に使えそうなエピソードがあって、そこはしっかりメモっていたりする。
「ふあぁぁ」
「ご馳走さまでした！ 美味しかったです」
「おう！また二人で来ぃや！いつでも待ってんで！！」
「ういー」
「それじゃあ」
私たちが見えなくなるまで手を振って見送ってくれていた。
「良い奴だろ？ちょっと煩いけど」
「はい！ なんか良い漫画描けそう！！」
「なら良かった」
「辰哉くんも、せっかくのお休みだったのに付き合ってくれてありがとう」
「どういたしまして。んじゃあ、この後は俺に付き合ってもらいましょうかねー」
「なにするの？」
「ん？ 決まってんじゃん、とっても濃厚なマッサージしてもらいたいなーって」
「……えろ親父」
「はは！」
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それから数年後、この時のコージさんのお話をモデルに描いた漫画がヒットして、コージさんの言った通りお店が繁盛したのが、私も辰哉くんも驚いたってのはまた別のお話。
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ゆきんこ(プロフ) - acoさん» aco様、コメントありがとうございます！ただ風呂場でイチャつかせたかったから出来たお話です（笑）キュンキュンしてもらえて良かったです(^^)手馴れてる黄色さんに愛されましょう（笑） (2021年5月1日 17時) (
レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
aco(プロフ) - ゆきんこさん！照かっこよすぎます！！キュンキュンしました！照となんてお風呂入れない！そして、分かっているけどちょっと慣れてるの嫌だ（笑）とても楽しかったです！これからも楽しみにしています！ (2021年5月1日 14時) (レス) id: 5529cc6a26 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様、コメントありがとうございます(^^) 青色さんのお話もそうですが、番外編は書きたいものがあれば、また誰かのお話を追加させてもらいますね☆ (2021年4月19日 16時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 翔太くんは特別編にありましたね;;ごめんなさい。 (2021年4月19日 8時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 翔太くんのも楽しみにしてます！ (2021年4月19日 7時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年9月30日 14時
