博愛の象徴【ut】 ページ8
彼の愛は平等だった。彼の中で1番などなかった。私にとっての''ただ一つ''は彼にとっての''ただの一つ''だったのだ。
不満に思ってはいけない。
むしろ彼に愛されることをありがたく思うべきなの。
｢これを人は博愛と呼ぶんやで｣
『素敵な言葉だね』
都合よく並べられた言葉を大人しく飲み込む私はきっと馬鹿な女。
それでも辞められるわけなくて。
ねえ、あなたが好きで好きで堪らないの。
どうしてなの？他の女の子のように、私は可愛らしく無いのに。貴方を愛す資格も、愛される資格も私にはある訳ないのに。
止められないの、この気持ちが。
貴方がどうしようもなく愛おしいの。
｢Aちゃん、また変な事考えとる？大丈夫やで、俺Aちゃんの事愛してるで？｣
『...うん、知ってるよ、ありがとう。』
ああ、どこまで私を堕とせば貴方は気が済むの？
もうやめてよ。
博愛だなんて馬鹿げてる。貴方の1番など私にはないのに。
平等な愛なんて欲しくないの。そう言えたならどんなに楽なのか。
お願い。これ以上浅い夢で私を包まないで。
｢ふふ、大好きやで、Aちゃん。｣
そうやって降りてくる唇を交わすことも出来ない。
彼の蒼く燃える瞳から、所詮は離れられないのだ。
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ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» うわああありがとー！！そんな忙しい時に見てくれてありがとうね！！毎度毎度コメントしてくれてほんと嬉しい！マジでありがとうね！！ (2019年3月4日 14時) (
レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - お疲れ様！ずっと全部読んで、更新の度に喜んでた笑 ラストもちぃ汰らしい終わり方でめっちゃ好きやし、全部の話大好きやった！またもし新作が出来たら変わらずすっ飛んで行くね！取り敢えず、お疲れ様でした！50話おめでとう！！ (2019年3月4日 6時) (レス) id: d712e3143f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 葉月さん» コメントして下さって、また褒めていただきありがとうございます。少しずつ更新していけたらと思いますので、どうぞこれからも宜しくお願いします。 (2019年1月27日 9時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - はじめまして。素晴らしい作品をありがとうございます！……ただそれが言いたかっただけです。 (2019年1月27日 4時) (レス) id: 87837aefcb (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» ま、満足頂けたようで何より！！ それそれ！甘々なのじゃなくてもっとフレッシュさあるよね！(？) (2018年12月17日 17時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2018年12月10日 11時
