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『すまない、私にはゾムが怒っている理由が分からないみたいだ...許して貰えるには何をしたらいい？』
｢...Aは、一体俺のどこを好きになってくれたん？俺、別に文学好きでも無いし、Aの好きな話ひとつもしてあげられへんのに。俺、不安になんねよ。大先生やエミさんの方がよっぽど話合うやろ？だから教えて欲しいねん。Aは俺のどこが好き？｣
彼も相当モヤモヤしていたのだろう。なかなかの早口だった。...彼の好きな所、か。
『それは...確かに伝えた事、無かったな。思いつく限り言っていてはキリがないな。でも一番はその瞳だろうな。私を見つめる時だけ、君の瞳があまりにも輝くものだから。一番初めに惹かれた理由はどう考えてもそこだな。それから...』
｢え、あ、も、もうええで。｣
自分の言葉を遮った彼を見る。耳まで真っ赤にしていた。
『おや？まだ一つ目なのだが...もしかして期待に添えなかったか？もっと別の答えが...』
｢ち、ちゃう、心臓持たへんよ、そんな回答。エミさんや大先生以上にポエマーやな、Aは。｣
彼は自身の手をパタパタと煽っていた。寂しがりなくせに照れ屋とは、なかなか。
『ふふ、褒め言葉として受け取っておくよ。それにしても回答を求めておきながら途中で止めてしまうなんて...』
｢え、あ、す、すまん...｣
『謝らなくてもいいんだよ、そんなところも好きだって言ってるんだ。』
またもカッと顔を赤くした彼はその勢いで一気に捲し立てた。
｢狡いねん、Aは！！そんなんやったら、俺はAの全部が好きや！！｣
『ふふ、ありがとう。これからもよろしく頼めるかい？』
｢あたりまえや！いつか絶対Aの事照れさしてやるからな！？｣
真っ直ぐ見つめてくる彼のペリドットが、頬の赤さと対照的でよく映えていて。
君のその瞳を見てるだけで照れそうになる、とは言えないな。
ゆっくりと呼吸を整えて、目を逸らした。
『期待しておくよ。プロポーズ。』
｢な、！｣
その時は、君に嫉妬されることの無い女になっているといいな。
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ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» うわああありがとー！！そんな忙しい時に見てくれてありがとうね！！毎度毎度コメントしてくれてほんと嬉しい！マジでありがとうね！！ (2019年3月4日 14時) (
レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - お疲れ様！ずっと全部読んで、更新の度に喜んでた笑 ラストもちぃ汰らしい終わり方でめっちゃ好きやし、全部の話大好きやった！またもし新作が出来たら変わらずすっ飛んで行くね！取り敢えず、お疲れ様でした！50話おめでとう！！ (2019年3月4日 6時) (レス) id: d712e3143f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 葉月さん» コメントして下さって、また褒めていただきありがとうございます。少しずつ更新していけたらと思いますので、どうぞこれからも宜しくお願いします。 (2019年1月27日 9時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - はじめまして。素晴らしい作品をありがとうございます！……ただそれが言いたかっただけです。 (2019年1月27日 4時) (レス) id: 87837aefcb (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» ま、満足頂けたようで何より！！ それそれ！甘々なのじゃなくてもっとフレッシュさあるよね！(？) (2018年12月17日 17時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2018年12月10日 11時
