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それからAさんとの我々間の交流は続いた。
2ヶ月に一度程度、偶にしか見ないその視線が欲しくて欲しくて堪らなかった。
そして話している間に、目が合う間に、見詰められる間に。気持ちはどんどん膨れ上がった。何時か爆発するんじゃないかって程に。
でも彼女にはきっと、運命の番がいるんだ。
俺が、割り込む隙などそこには微塵もないはず。
『あ、ありがとうございます。』
｢ええよ、これくらい。｣
Aさんに取り分けてあげた皿。受け取る時に触れた指。全部焼き付くように記憶に残る。
俺って健気やな、なんて、思ってしまうくらいに、俺はさり気ないアピールを繰り返した。
見返りなんてあるはず無かったのに。
始めて、Aさんが、彼と会った日。
エミさんと、会った日。
｢、っあ、！｣
『...！、あなた、は』
只ならぬ2人の雰囲気に周りのメンバーは動揺すると同時に何となく察した。
ああ、''運命の番''に会ったんや。と。
エミさんはΩだったから。人一倍努力してきたΩだったから。報われたんやなって、周りのそんな、祝福する雰囲気が、声が、言葉が、セリフが、
...許せなくても。でも、俺は、どうも出来なくて。
甘い香りを放ち始めたエミさんに皆は察する。
ああ、本能的に誘ってるんだ、と。
αのメンバーは目を背けた。彼女と、彼だけの空間も作ってやろうとしていた。
Aさんが、エミさんの細い体を抱き上げた。
αである証のその力強さに、こんな場面なのに、俺はときめいてしまう。涙が出そうなほど苦しい心臓が、さらに負担を負って悲鳴をあげていた。
知ってたのに。知っていたのに。
｢Aさん、｣
切なそうに呼ぶ彼の声が、耐えられなかった。
『エーミールさん、』
愛おしそうに呼ぶ彼女の声が、耐えられなかった。
ねえ。A、さん。
俺がΩだったら、君がβだったら、
俺は君のそんな視線を受けることが出来たんかな。
__________…
挑戦したものの、失敗した感。
いろいろメンバーまちがえた？
次はまた別のメンバーで挑戦してみますかね？(やめとけ)
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ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» うわああありがとー！！そんな忙しい時に見てくれてありがとうね！！毎度毎度コメントしてくれてほんと嬉しい！マジでありがとうね！！ (2019年3月4日 14時) (
レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - お疲れ様！ずっと全部読んで、更新の度に喜んでた笑 ラストもちぃ汰らしい終わり方でめっちゃ好きやし、全部の話大好きやった！またもし新作が出来たら変わらずすっ飛んで行くね！取り敢えず、お疲れ様でした！50話おめでとう！！ (2019年3月4日 6時) (レス) id: d712e3143f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 葉月さん» コメントして下さって、また褒めていただきありがとうございます。少しずつ更新していけたらと思いますので、どうぞこれからも宜しくお願いします。 (2019年1月27日 9時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - はじめまして。素晴らしい作品をありがとうございます！……ただそれが言いたかっただけです。 (2019年1月27日 4時) (レス) id: 87837aefcb (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» ま、満足頂けたようで何より！！ それそれ！甘々なのじゃなくてもっとフレッシュさあるよね！(？) (2018年12月17日 17時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2018年12月10日 11時
