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夜中1時を回ったコンビニには私達以外の客は居なかった。私はレジに行く前に彼が何がつまめる物や飲み物なんかを買って行ってあげようと少し店内を彷徨いた。ショッピくんは律儀に私の後ろで私がカゴに入れていくのをじっと見つめている。
...正直むず痒い。
｢...あの人の、好きな物ばっかですね。｣
『え？あ、...まあ、そうかもね。』
｢Aさんの好きな物は？｣
『んー、こんな夜中に食べてられないしね。飲み物くらいは買おうかな。』
飲み物棚の前で迷いなくコネシマ用のコーラを取ってから少し考える。迷った手が最終的に掴んだのはジャスミンティだった。
｢へえ、そんなの飲む人初めて見ました。｣
『そう？美味しいよこれ。』
思ったより多くなった買い物を抱え、レジでタバコの陳列を見る。
『...KENT5ミリとショートピースを。』
_______…
『はい、ショッピくん。お礼と言っちゃなんだけど。』
帰り道。
彼女は俺にショートピースを渡して自分の煙草に火をつけた。重そうなビニールを下げたまま、ぼんやりと毒煙をその肺に閉じ込めている。そのビニールを持ってやると彼女は物憂げに笑った。
『ありがとう。気が利くね。』
｢こっちこそ。すいません、なんか。｣
『いいのいいの。それくらいしかできなくてごめんね。...やべ、携帯灰皿忘れた。』
｢ありますよ、俺。どうぞ。｣
『、ありがとう。ごめんね、家まで我慢できなかった。』
彼女は半分以上残った細い煙草をぐしゃりと灰皿に押し込んだ。彼女の少しだけ荒々しい言動を初めて見て、胸がずくりと熱くなる。こんなにも自分が恋焦がれてしまうなんて思ってもみなかった。
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ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» うわああありがとー！！そんな忙しい時に見てくれてありがとうね！！毎度毎度コメントしてくれてほんと嬉しい！マジでありがとうね！！ (2019年3月4日 14時) (
レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - お疲れ様！ずっと全部読んで、更新の度に喜んでた笑 ラストもちぃ汰らしい終わり方でめっちゃ好きやし、全部の話大好きやった！またもし新作が出来たら変わらずすっ飛んで行くね！取り敢えず、お疲れ様でした！50話おめでとう！！ (2019年3月4日 6時) (レス) id: d712e3143f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 葉月さん» コメントして下さって、また褒めていただきありがとうございます。少しずつ更新していけたらと思いますので、どうぞこれからも宜しくお願いします。 (2019年1月27日 9時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - はじめまして。素晴らしい作品をありがとうございます！……ただそれが言いたかっただけです。 (2019年1月27日 4時) (レス) id: 87837aefcb (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» ま、満足頂けたようで何より！！ それそれ！甘々なのじゃなくてもっとフレッシュさあるよね！(？) (2018年12月17日 17時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2018年12月10日 11時
