mistake【ut】 ページ16
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※病んでいる。人によっては人間不信になる話かもしれない。閲覧注意。
──────…
彼との会話は正直疲れる。
他の人の倍気を使わなければならないからだ。
「会って話したいことがある。」
そう言われて身構えたことくらいは許して欲しい。
気を病んでいる人間が何を言い出すのかと少しだけ恐ろしくなったのだ。
「わかったー。いつがひま？」
なんでもないように返事をした私は嘘つきだろうか。暫くは暇じゃないと返事が返ってきて少しだけ心構えの時間ができたと安堵する私は、薄情な人間だろうか。
そんなメッセージのやり取りから、1ヶ月後。久々の彼は思ったより笑顔で少しだけ安堵した。
ただ話したいこととやらは直ぐには話題に上がらなかった。暫くは他愛もないことをダラダラと話した。そのうち、嗚呼、これは私から話題に上げるのを待っているのだと気づいた。
「それで、肝心なことを聞くけれど、言いたいことって何。」
「ああ、俺、仕事を辞めたんや。」
「あら、そうなの？」
何となく予想していた。彼は語った。今の精神状態では仕事を続けられる自信が無いこと。親に病院に通っているのがバレたこと。毎日毎日死にたいと思っていること、また、親の前で胸の内を叫び、のたうち回ったこと、何度も未遂をしたこと。
ああ、どうしようか。私。
なんて返そうか、ずっと頭を回転させていた。
相槌を返しながら、どう言葉を残そうかと。
「お前は、死にたいって思ったこと、あるん？」
来た。心拍数が上がる。
バレないように息を吸って、ゆっくり話し始める。
「……死にたい、はない。消えたいって話なら別。」
「どういうこと？」
「……変な話するけど。今ある命を終わらせることはしないよ。人との繋がりがあるから。どんなに少なくても、悲しんでくれる人が居る、幸せ者だから。それに、人の死のニュースは、特に自分から、なんてことは、普通に考えて、気持ちのいい、手放しに喜べるニュースでは無いから。……でも、私の存在を、最初から無かったことに出来たら。関わった人、モノ、この世のすべてから私の記録を消せるなら、私は迷わず過去と今とこれからの私を消すと思う。」
「！ほお、」
「……ずっと思ってることだから。否定しても構わないよ。」
「いや、否定せんよ。むしろ納得した。俺もそう思ってた。同じこと考えてる人間、初めて見た。」
「ふふ、意外と居るのかもね。言えないだけで。」
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ちぃ汰。(プロフ) - 椿・鵯(ひよどり)さん» 今晩は。貴方様の足が再び出向いて下さって嬉しい限りで御座います。お恥ずかしいことに相変わらずの筆運びで御座います。どうか貴殿のお気に召します頁があらんことを。 (2022年6月27日 19時) (
レス) id: 7afb004994 (このIDを非表示/違反報告)
椿・鵯(ひよどり)(プロフ) - お疲れ様に御座います。貴君がお気に召すままにあらせられる事を願っております。また一羽を見られることを密かに思っております。お目汚し失礼致しました。 (2022年6月26日 17時) (レス) @page3 id: 72d1a498da (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» いつもいつもお世話になっております。いつも通りの更新です。相変わらずのマイペースです。それでも宜しければ気ままにお立ち寄りくださいね。お待ちしております。 (2022年6月13日 1時) (レス) @page2 id: 7afb004994 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - Twitterを見たあとまさかと思い立ち寄れば…推し作者様の新作、本当に嬉しいです。更新はゆっくり気ままに、楽しんでお書き下さいませ。いつまでもお待ちしております。 (2022年6月9日 16時) (レス) @page1 id: 7cbb42cb9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2022年6月9日 1時
