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彼が、言う。口を開く。
「ねえ、A。俺はさ、Aが血の色を青って言えば、俺はそうやと信じるよ。説いて回ったっていいとも思ってる。」
『…。』
彼は時々、こうやって、よく分からない難しいことを言った。
馬鹿にされてるとは思わなかった。寧ろ汲み取れない自分が悔しかった。
彼がこの世界を覗くためのセンスが知りたかった。
あわよくばそれを自分のものにしたかった。
『私は、大先生が見る血の色を教えて欲しい、かな。』
その言葉に貴方が目を丸くした理由も、私には、よく分からない。
でも、貴方が見る色を、私が見ようと意思を持てるだけ、幸せな気がするんだ。
「…A、''終天''まで、ここにいて。」
『…''終点''?いいよ、それより、日付け変わった。誕生日おめでとう。』
終電、と言いたかったのだろうか。今日は帰って欲しくないのだろうか。やっぱり私には分からない。
「…ふふ、ありがとうな。」
貴方の言葉を汲み取って、笑わせてあげられるようになるのはいつだろうか。
_______…
終点: 物事、特に道路や鉄道がそこで終わる所。
終天:この世の終わりまでの長い時間。永久。
来世まで続く、長い時間。
大先生、お誕生日おめでとうございま(した)。
何が書きたかったのか。
稚拙で遅筆で申し訳ございません。
ぼちぼち待って頂ければ幸いです。
見慣れたものになるまで【tn】→←終天まで、ここにいて【ut】
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ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» 毎度のコメントありがとうございます。お待たせ致しましたことお詫び申し上げます。感想もありがとうございます。期待以上の感想を頂けて言葉もありません。続編前向きに検討しておりますのでどうかその時はよしなに。私もあなたのファンでございます。ありがとちゅき() (2020年5月12日 10時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します。更新の方心待ちにしておりました、そして相も変わらず、否それ以上に素晴らしいお話に胸が苦しく、また切なさが込み上げました。良ければ続編をと思いますが作者様の手が動く限りで構いません。私は何時までも貴方様のファンです。とりますき() (2020年5月12日 0時) (レス) id: fea4b79f15 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - つらら@ちゃげっ娘。鬱紺色 逆音さん» とんでもございません、しっかりと寝てましたすいません...。ありがとうございます...。勿体ない言葉...。 (2020年1月28日 8時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
つらら@ちゃげっ娘。鬱紺色 逆音(プロフ) - 夜分遅くに大変失礼でしょうが...これだけ...好きです。 (2020年1月28日 3時) (レス) id: 9e136fef77 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 夢川さん» いえいえ、全く気にしておりませんのでそんなにお気を使われないでください!感想頂けてとても嬉しいです。星の子一家に一人要りますよね笑 こちらこそリクエストありがとうございました。よろしければまたリクエストしてくださいね。(お仲間でしたか笑) (2019年11月5日 20時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぃ汰。 | 作成日時:2019年10月6日 18時