硝子の靴【gr】 ページ7
〔幸せの象徴だと思われたそれは、〕
____________…
硝子の靴と、ドレスという格好。
かなり動きづらいその姿で森を駆けていた。
...否、逃げていたと言ったが正しいか。
ｿﾞﾑ｢...よう走れるな、そんな格好で｣
『...っ、はぁ、ぞむ...！』
ｿﾞﾑ｢...ごめんな、総統命令やねん、｣
ｺﾈ｢...A、｣
ｼｬｵ｢...とうとう、追い詰めてしもたんか...｣
しっかりと足に嵌る硝子の靴。
GPSが付けられており、ストラップで固定されている。
...要するに脱げない訳だ。
ﾄﾝ｢...グルさん、｣
｢...ふふ、よくその格好で逃げれたものだな、｣
『...、』
近寄る彼。後ろは川。
飛び降りても命の確証はない上にこの靴が跡を残してしまう。
｢...もう諦めろ、お前は俺のものなんだ｣
その言葉に私だけでなく、みんなが悲しそうな顔をする。
『...ｯ、』
｢ほら、こっちへ来い｣
彼の手が、私の震える肩を掴もうと。
『...イヤ！！』
私の大きな声と足を踏みつけた音に彼は手を止めた。
ガシャリと音を立てて崩れていった片足の硝子。
足の裏が焼けるように熱かったけど、今はそれどころじゃない。
『...っ、く、ぅ、』
また足を踏みつけた。
後ずさると血の跡が残る。
ｵｽﾏﾝ｢！だめや！Aちゃん、そのケガで！｣
『っ、は！』
痛む足に鞭打ってそのまま川へと身を投げた。
みんなの止める声なんて知らない。
あの人のあんな狂った姿など、もう見たくないもの。
......
トントンside
｢...ｯク、ははははは！面白い！！｣
突然笑い出したグルッペンに、俺らはビクリと肩を震わせた。
｢俺は彼女を見くびっていたようだ...！
前から魅力的だとは思っていたが、まさかこうも強情で無謀で強かだとは！直ぐに降参されても面白くない...！楽しませてもらうゾ！｣
彼の語気に、身震いがする。
狂ってる。それしか言葉が出ない。
コイツは、彼女をなんだと思っているのか。
｢大先生、ロボロ！到着予測で引き続き彼女の行方を追うんだ！｣
''''......了解''''
｢トントン、お前はシャオロンとオスマンと別ルートで探せ。見つけ次第直ぐに連絡するんだゾ！｣
｢...分かった｣
ごめんな、Aちゃん。
俺らには、この人を止められへん。
____________…
グルッペン/硝子の靴
何か突発的に思いついた。狂ッペンですねコレ←
...総統ファンの方々申し訳ないです。許してクレメンス。
...私は狂ッペン好きです←
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ちぃ汰。(プロフ) - ミーさん» コメントありがとうございます！ ニヤニヤして頂けて嬉しい限りです笑 見返してみましたが中々乱雑かつ支離滅裂文章でお恥ずかしい限りです汗 現在活動はほぼ行っておりませんが、その言葉は嬉しいです、ありがとうございます！ (2018年2月24日 12時) (
レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 素敵なお話ばかりで、ニヤニヤしながら読んでしまいました(笑)特にグルさん短編の裏切り者でもが好きです！これからも頑張って下さい(^-^) (2018年2月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - reiponnさん» ほんとありがとうね！ (2017年12月13日 18時) (レス) id: 64d3b538d3 (このIDを非表示/違反報告)
reiponn(プロフ) - ちぃ汰。さん» 私も好き！！ちぃちゃんが元気になってくれてよかったー！いえいえ！私こそ毎日…じゃないけどちぃちゃんと話しててとっても楽しいよ！ありがとう (2017年12月13日 17時) (レス) id: 61a6d8b17c (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - reiponnさん» もう優しいかよ、まじ好き。真面目にすき。その言葉でホント元気でる！頑張るよ、ありがとう！！ (2017年12月12日 22時) (レス) id: 64d3b538d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2017年9月14日 21時
