○*+君色+*○【K.Ninomiya】 (ページ16)

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＊15 味方【side Masaki】ページ16

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雅紀「…、とにかく座りなよ？…ね？」

俺はとりあえず、翔ちゃん達を椅子に座らせり。

翔「、じゃあ…遠慮なく……」

智「俺、病院の椅子久しぶり…」

潤「どんな感想？(笑)」

3人は椅子に座り、話を始める。

翔ちゃんは何だか、俺の顔色を気にしてるみたいだけど………

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雅紀「…収録！収録、どうだった？」

俺は翔ちゃんに聞いた。

翔「あぁ。無事に終わったよ。大丈夫」

智「俺も取材、頑張ったし」

潤「さっき、愚痴をこぼしてたくせに…(笑)」

智「えー？愚痴なんかこぼしてないよ。松潤じゃないんだから」

潤「は…？」

松潤とリーダーの会話を聞いていると、何だか心が楽になる。

…翔ちゃんは心配そうに俺に聞く。

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翔「…相葉くんは？リハビリ、どう？」

雅紀「、全然！数日やればすぐ退院！」

翔「いやいや、さすがの君でもそれは無理だから(笑)」

雅紀「やってみないと分かんないだろー？安西先生も諦めたら試合終了って言ってんの、翔ちゃんも知ってるでしょ？」
　

翔ちゃんは困った顔をしながら笑う。

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やっぱり翔ちゃんには笑ってほしいな。

翔ちゃんはいつも俺らをまとめたりしてるけど、時には辛い時もあると思う。

それを見せないように頑張っちゃうのが、翔ちゃん…君だから。

俺、早く治すからね。

１日でも早く、皆と仕事が出来るように。

精一杯、頑張るから。

俺は心の中で翔ちゃんに言った。

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智「ね、相葉ちゃん。ニノに何かあったの？」

突然のリーダーからの質問に、俺は言葉につまってしまう。

…何もないは、ないんだろうな……

でも、何でか口からは何も言葉が出ずにいた。

俺からの口で言っても良いのだろうか。

そんな思いが頭から離れない。

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雅紀「…さあ？俺には分かんないや。だってニノじゃないし(笑)」

潤「確かに。そりゃそうだ(笑)」

俺はただ、知らないフリをして応えた。

今、ニノが何を気にしているのか。

何に、心が向いているのか。

正直、俺には分からない。

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ただ、一つだけ。

ニノ。

俺は、いつでもニノの力になるから。

俺は、お前の味方だから。

だから、たくさん悩んで良いよ。気にして良い。

もし迷ったら、俺で良かったら聞く。

俺は心の中で、彼に伝わるように言った。

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