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＊1 いつも通り ページ2
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朝が来る。
小鳥の鳴き声が窓の外から聞こえる。
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○「おはよう。Aちゃん」
ドアの向こうから看護士さんの呼ぶ声した。
「、おはようございます」
○「診察する準備、出来てる？」
「はい、大丈夫です」
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ベッドから出て、看護士さんのいる所へ向かう。
私は生まれつき、身体が弱い。
だから、この病院から生まれて1度も出た事がなかった。
ただ毎日、同じ部屋で同じように過ごすだけ。
…つまらないでしょ？でも、もう慣れた。
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…私は思う。
この、『いつも通り』が、いつか。
壊される日が来ないのかなって。
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何で、生きてるのだろう。
何の為に、生きているのだろう。
自分の生きる意味が分からなかった。
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何かが、起こればいいのに。
私の心を、揺れ動かす何かが。
…そんなことが起こる訳がないのに、私は病室を後にして診察へ向かった。
＊2 お見舞い【side Kazu】→←…*prologue* 外の景色
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