＊【LAST】 ページ8
「急に家に来なくなるから」
「･･･････････」
「いっつも家に帰るとAがいるから、家に帰るの楽しみだったのに」
泣いていい？いや、泣くよ。
もう、鼻水も大サービス。
顔面グショグジョになるまで、顔面の液体という液体出してやる。
「Aに合鍵渡してあるから、いつかフラッといるんだろうな、って思ってたら、１週間会えないし？」
「･･･････････」
「･･･････････ふざけんな」
智くんがいつもより少し低い声で呟いた。
今の私の聴覚、麻痺してるからそんな智くんの声もイケメンボイスに聞こえるよ。
「勝手にいなくなって」
「･･･････････」
「勝手に好き好き言って」
「･･･････････」
「････････勝手に俺の好き、持ってっちゃって」
「え･･･････････？」
「俺のこと好きなら、ずっと側にいてよ」
「･･･････････」
「････････恥ずかしい」
綺麗な手で顔を覆った智くん。
「うっ･･･････････」
「え、な、泣いてんの？A？」
「う〜･･･････････」
可愛いげがない嗚咽を漏らす私に智くんは、さっきの俺様感ゼロで私に近寄ってきた。
「嬉しい･･･････････」
「うん、俺も。言えてスッキリした」
「私は爆発する前に智くんの気持ち聞いちゃって、好きが溢れ出ちゃったよ･･･････････」
「んふふ、んじゃあ、ゼロからまた溜めたげる」
智くんが私にチュッとキスをした。
「泣き止んだ？」
「･･･････････」
「ん？」
「うぅ〜･･･････････」
「また泣いた(笑)」
嬉しいよ。もう、大洪水。
「ねね、もっかい『好き』って言って？」
「やーだ！好き、だなんて言わないよ？」
「･･･････････」
「だって、『好き』じゃないもん」
「･･･････････」
「俺はね、『大好き』だから(笑)」
また優しくキスをした。
2015.9.15.『好き、じゃなくて』Fin
*
【その頃の小野さん】
「あっれー？五十嵐さん、彼氏いないって言ってたのに。
俺、フラれたのかな？
いや、フラられてはない！
そう、信じよう！
･･････でも、智くん、とか言ってたしな」
携帯を見つめて一人悶々とする小野さん。
残念ながら本物の智に小野さんは負けるのは決定。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1086人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みう(プロフ) - たまこさん» そ、そうですか？！そう思って頂けたのなら嬉しいです！ありがとうございました！！ (2015年11月13日 22時) (
レス) id: a0fc30e2c2 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ - 翔くん〜見た目も中身もイケメンさんでキュンキュンしました！笑 (2015年11月12日 22時) (レス) id: 2b15662a3c (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 多御流さん» ありがとうございます(ペコリ)うん････、歳は聞かないで(苦笑)これからも宜しくお願いします！ (2015年11月12日 18時) (レス) id: 575ad155ba (このIDを非表示/違反報告)
多御流(プロフ) - 誕生日おめでとうございます！！何歳になったんですか？ (2015年11月12日 7時) (レス) id: 7438752eae (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ゆうさん» キュン、として頂けたのなら幸いです(V)o￥o(V) (2015年11月1日 1時) (レス) id: ee9a4d30ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みう
| 作成日時：2015年9月14日 18時
