＊【LAST】 ページ24
「さっきから、彼女彼女って俺ら別れたっけ？」
「･･･････」
「俺は、俺の彼女はAだと思ってんだけど、そう思ってんのは俺だけ？」
「･･････いや、私たち付き合って、ない」
「はぁ？俺が告白したでしょ？！」
「･･･････されてない」
「いーや！しました！そんで、A、『いいよ、私もす・き』って言ってたじゃん！！」
雅紀が目を見開いて私に問い掛けた。
今。切なさ、の欠片もない。
「俺の彼女は、Aだよ」
「････････」
「俺が恋してんのは、翔ちゃんじゃなくて、A」
「･･･････」
「Aだよ」
信じていい？
だって、雅紀からの『好き』が聞けるなんて。
雅紀はいい加減な人じゃない。
だから、この告白は本当の気持ちだって信じていいよね。
「なに勘違いしてんの、！！」
「だって･･･････････」
「だって、なに？！」
「雅紀が私に告白してくれた記憶もないし、雅紀から『好き』って言われた記憶もないから」
「だから、好きって言わなくてごめんね、って昨日謝ったよね？！」
「そういう意味だったの？！」
「そうだよ！」
もう、目が腫れたら雅紀のせいだから。
「雅紀、･･･････････好き」
「うん、知ってるよ！」
「雅紀は、･･･････････？」
恥ずかしい、けど。
聞きたいよ、雅紀の好き、が。
「好き、だなんて言わないよ」
「･･･････････え？」
「もうね、言葉に表せないくらい大好きだから！！」
大好き、って言っちゃってるけど、まぁいいか。
だって、雅紀からの『好き』より大きい『大好き』を貰えた。
「私も大好き」
「うん」
「ありがと･･･････････」
私、彼女なんだし良いんだよね？抱きついても。
「どうしたの？」
「だって、･･･････････大好き」
「うん(笑)俺も、だよ」
「う"、嬉じい･･･････････」
「あはは、何言ってんの？(笑)」
無邪気に笑った雅紀が私の頬に手を当てた。
「チュー、しよ？」
「･･･････････」
「あは、目ぇ瞑ってね(笑)」
目を見開いてた私は急いで目をギュッと瞑る。
唇に感じる体温。
重なる唇に混じる涙は、雅紀と私のコイゴコロの接着剤。
雅紀、大好き。
雅紀の背中に回ってた手をより一層強く抱き締めると、『俺も』と言うように、雅紀も私を抱き締めた。
2015.9.27.『だって、大好き』Fin
*
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みう(プロフ) - たまこさん» そ、そうですか？！そう思って頂けたのなら嬉しいです！ありがとうございました！！ (2015年11月13日 22時) (
レス) id: a0fc30e2c2 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ - 翔くん〜見た目も中身もイケメンさんでキュンキュンしました！笑 (2015年11月12日 22時) (レス) id: 2b15662a3c (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 多御流さん» ありがとうございます(ペコリ)うん････、歳は聞かないで(苦笑)これからも宜しくお願いします！ (2015年11月12日 18時) (レス) id: 575ad155ba (このIDを非表示/違反報告)
多御流(プロフ) - 誕生日おめでとうございます！！何歳になったんですか？ (2015年11月12日 7時) (レス) id: 7438752eae (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ゆうさん» キュン、として頂けたのなら幸いです(V)o￥o(V) (2015年11月1日 1時) (レス) id: ee9a4d30ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2015年9月14日 18時
