Storia物語

第二話「本日のモスクワは晴れ時々曇り」 ページ5

No side〉






レイ)こちらの事情でその方をつけていたんですが、見つかってしまって。逆上されてしまったので逃げていた次第です。







既に倒れてしまった男を見ながら言う。
この人の彼女も、中々見る目がないんだな。

　





フラ)なんでコイツをつけてたの？








フランス人だろうか？






先程、冷静に事を見極めていた顎髭の優美な金髪が話しかけてきた。



　



レイ)浮気調査です。
探偵的なことをさせてもらっているので。

　
　




アサ)探偵？








なんとも珍しい職業である。







探偵、、日本ならば







金田一耕助






明智小五郎






湯川学







世界で言えば





シャーロック・ホームズ






エルキュール・ポアロ







オーギュスト・デュパン







ソーンダイク博士





などが思い当たる。







レイ)はい。真似事みたいな物ですけど。








アサ)へぇ、実力は？








レイ)それほどでもないですが、殺人事件を幾つか解決させてもらったことがあります。

　





フラ)わー！すごいねぇ！








レイ)ありがとうございます。
あの、すみません。まだ依頼が残っているので、
ここで失礼してもよろしいですか？








アサ)気をつけろよ。こいつは警察に届けとくから。







レイ)はい
ありがとうございました。
流石、天下のAPHファミリーでしたね。

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