＃５８ ページ18
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1週間後。
やっと時間割を一周して、この雄英教師の仕事にも慣れてきた。
今日の昼休みも、ホークスさんから受け取ったレイナのお弁当を持って裏山に向かおうと教卓の周りを片していた時。
「キラセンセー！いつもお昼居ないの寂しい〜！
放課後喋ろうとしてもすぐ帰っちゃうしー！」
「一緒に食べようよ〜！」
芦戸さんと葉隠さんに囲まれる。
彼女たちは初日から何かと声をかけてくれて、クラスでの居心地を良くしてくれた。
『う〜ん……お昼休みは…』
そう。
昼休みと放課後は、心操君の指導がある。
義務でもなければ本人から頼まれたわけでもないんだけど、やっぱり本人曰く、見られてる方がやる気が出るらしく、できるだけ時間を取ってあげたくなってしまう。
「お願いします〜！！
実はあの耳郎が、キラさんと一緒に食べてみたい…って昨日からずーっと言ってるんだよ〜！」
「あーーーっ！！芦戸のバカァ！言わないでよ！！」
扉から顔を出してギャンっと怒鳴る耳郎さん。
……どうしよう。
心操君と日課になってしまった裏山での訓練をキャンセル…、いや、そもそも心操君との連絡手段が相澤先生を通すしかないんだよなぁ…。
でも……約束してるわけでも無いし…
第一、A組の子たちとは仲良くしたい……
『───うん。私も一緒に食べてみたかったんだよね。
一緒に食堂行こっか！』
──────
A組の数少ない女子メンツを引き連れて、食堂へ来る。
やばい。超懐かしい。
懐かしさでどうにかなりそうだ。
私以外の皆がメニューを注文して、料理を受け取る。
蛙水さんと麗日さんが先行して取ってくれていた席に手招かれて合流しようと、人の波に押されながら移動する。
と、その奥に心操君が見える。
タイミング良く顔を上げた心操君と目が合う。
『(ごめん！！)』
手を合わせて、身振り手振りで今日は行けないということを伝えようとする。
と、一瞬怪訝な表情をした後、ぷっと笑われる。
……結構真面目に伝えたつもりなのに。
笑われたことにちょっと恥ずかしくなりながら、逸らされてしまった目線を追うのを止める。
「キラさん！ココどうぞ！」
意識を近くに戻せば麗日さんに椅子を引かれる。
ありがとう、と言ってされるがままに席に着くと談笑が始まる。
チラッと心操君の方向に目をやると、既に居なかった。
食べるの速いな、
なんて思っていると背中に軽く何かが当たった。
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Kさん - 心臓もたん (11月20日 22時) (
レス) @page31 id: 3281584211 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - きらちゃんかわいい‼ (2023年2月27日 14時) (レス) @page28 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - もー夢主ちゃんたら素直じゃないんだから！！！！ (2023年2月27日 1時) (レス) @page28 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - みーちゃんさん» 一気に！だらだら書いてるのでお時間かかったでしょうに…！ありがとうございます〜！♡ (2023年2月18日 22時) (レス) id: 7cd7c91a19 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - めちゃめちゃ最高でした！更新頑張って下さい！一気に読み返してしまいましたw (2023年2月17日 22時) (レス) @page27 id: d37bd93381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみこ | 作成日時：2023年1月16日 22時
