テイクバックメモリー ページ35
JH side
JN「俺はこの前Aに言ったんです。Aの居場所はここじゃないのかもしれないね、って」
SC「何でそんな事を」
JN「Aに幸せになってほしかったから、だと思う」
JH「…幸せになってほしかった？なんだよそれ。結局Aを追い出しただけじゃんか」
JN「…結果的にはそうなってしまいました」
T8「ジョンハニヒョン、言い過ぎです」
ジュンがAに言ったという言葉たちは、どれもまっすぐでジュンらしいものだった。
俺じゃあ言ってあげられない。ひねくれて、天邪鬼で、意地の悪いことしか言えない俺なんかじゃ。
本当は俺だってわかってる。追い出したのは、ジュンじゃない。他の誰でもないこの俺だって事を。
Produce101に出演が決定した当初、俺たちはみんなAを心から応援していた。きっと、俺以外はみんな、応援していた。
俺だけは、面白くないと感じていた。Aはちっとも俺たちを頼ろうとしないし、そもそも出演するメリットが分からなかった。Aにもうひとつのグループなんて必要ないだろうと思っていたから。
案の定、Aの対しての応援の声と同時に批判や悪意のある言葉もあった。ほら、こんなこと言われてしまうんだよ。出演なんて今からでも辞退しろよ。事務所に言われたってある程度の融通は効くだろう。そう信じていた。
Aが事務所でどんな立場に置かれているかなんて知らなかったから。俺にはSEVENTEENを捨てようとしているように感じていた。
不信感の決定打となったのは、メイク中に聞こえたスタッフ達の会話だった。
STAFF1「ジョンハニ、ルカは今日も居ないの？」
JH「うん。PRODUCEの宿舎に行ってる」
STAFF2「ルカも大変だけど、ジョンハニ達も大変よね。全員じゃないと出来ない仕事とかもあるんでしょ？カムバック準備も進まないし」
JH「まあいちばん大変なのはあいつだから」
STAFF1「でもルカが出たいって出演志望したんでしょ？」
JH「え、」
STAFF2「らしいよね。ほら、あの子元々ガールズグループ志望だったじゃん」
STAFF1「いい機会なんじゃない？」
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ぴょん(プロフ) - ミンギュはいいやつすぎるし、主人公のファンミにこそこそ行こうとするメンバー、君らが悪いのにどうしても可愛すぎる、最高です (2022年9月23日 0時) (
レス) @page47 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
綾部(プロフ) - 1日かけてじっくり読んでしまいました。更新される日を待っています。 (2022年8月11日 22時) (レス) @page47 id: 1ca0875e76 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 一気に読んじゃいました。また更新される日が来る事を願っております。執筆してくださりありがとうございます。 (2022年1月4日 0時) (レス) @page47 id: 3160d2b695 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 椎名さん» まさかお返事来るとは思っていませんでした、、、ゆっくりで構いませんので無理はなさならいでください、！ (2021年7月3日 1時) (レス) id: 6da38b2df1 (このIDを非表示/違反報告)
椎名(プロフ) - 雫さん» 更新、非常に遅くなっていて申し訳ありません…！！ (2021年7月2日 23時) (レス) id: ecff8741cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2018年3月28日 20時
