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WONWOO side
JO「A。頼むからやめてくれ……。もっと考えよう。俺は、……俺が脱退してもいい。俺が責任をとるべきだ」
LC「オッパは、やめたら駄目だと思う。オッパは…わたしと違ってメンバーたちに必要とされてるのにそんなことしちゃだめです」
言葉が出ない。俺たちはみんなが狼狽え、何を言っていいのか分からない状態だった。
少しもこっちを見ないAの横顔からは、何も読み取れなかった。俺たちがこの空間にいることを意に介していないようだった。
固まる俺たちをよそに、ウォノヒョンが口を開いた。
WH「それじゃ二人の気持ちはどうなるの？俺は二人の気持ちが知りたい」
IM「俺も二人の気持ちが大切だと思う」
LC「、」
KH「……少しルカを借りてもいいですか」
PD「あ、ああ。じゃあ別室に案内する」
別室に、まるで守られるようにチャンギュンに肩を支えられながら出て行くA。今までは俺たちが周りを守るように固めて歩いていたのに。Aに俺たちなんかいらないと示されているようで、苛立った。
JN「ルカ、泣いてなかった」
JS「泣きそうだったけど」
MG「ウォヌヒョン言い過ぎだよ〜(笑)」
SK「鬼ですよ鬼！」
WW「大丈夫だろ」
バラエティー慣れしたメンバーたちが、テレビ用のコメントを喋る。突然俺の話になり動じたが、なんとか返答する。責めるようなジュンの瞳。悲しそうなジスヒョンの瞳。
ーー仕方ないじゃないか。こういう仕事なんだから。
そう心の中で反論し目をそらす。胸のモヤモヤも、ヒリヒリした緊迫感も、何も消えてくれない。
そしてなにより胸に引っかかるのは、こちらを少しも見ようとしなかったAだった。気にかける必要がないかのように、まるで道端の草のように、俺たちの存在を消していた。
誰か何が起きてるのか説明してくれよ。なんでAはこっちを全然見なくて、なんで隣にいるのは俺たちじゃなくチャンギュンたちなんだ？
なんで少し前までは、俺だけが手に取るように理解できていたAの気持ちや考えていることが、今はわからないんだろう。顔を見なくても分かっていたAの気持ちが、今はわからない。横顔を見ても何もわからない。
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ぴょん(プロフ) - ミンギュはいいやつすぎるし、主人公のファンミにこそこそ行こうとするメンバー、君らが悪いのにどうしても可愛すぎる、最高です (2022年9月23日 0時) (
レス) @page47 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
綾部(プロフ) - 1日かけてじっくり読んでしまいました。更新される日を待っています。 (2022年8月11日 22時) (レス) @page47 id: 1ca0875e76 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 一気に読んじゃいました。また更新される日が来る事を願っております。執筆してくださりありがとうございます。 (2022年1月4日 0時) (レス) @page47 id: 3160d2b695 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 椎名さん» まさかお返事来るとは思っていませんでした、、、ゆっくりで構いませんので無理はなさならいでください、！ (2021年7月3日 1時) (レス) id: 6da38b2df1 (このIDを非表示/違反報告)
椎名(プロフ) - 雫さん» 更新、非常に遅くなっていて申し訳ありません…！！ (2021年7月2日 23時) (レス) id: ecff8741cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2018年3月28日 20時
