あなたの正義 ページ14
SC side
WW「ジュホンヒョンがAをとらなければよかったんだよ」
無表情ながら不満気に、苛立ちを隠さずに言うウォヌ。あの騒動から数日、Aと宿舎で会うことは無く、明け方に玄関のドアの音やシャワーの音が聞こえ、それだけがAがまだこの宿舎で生活していることを示していた。いま何をしているのか、何の仕事をしているのかも把握できていなかった。
リビングでのウォヌの言葉に、メンバーそれぞれが俯いたり、苛だたしげに手を握り締めたりしていた。そんな中、俺、と、バーノンの震える声が響いた。スングァンが気遣わしげにバーノンの肩を摩ると、意を決したように眉根を寄せ、それでも震えた声のまま話し始めた。
VN「俺、知ってた。Aが悩んでたことも…弱ってたことも…それを、モネクヒョンたちが支えてたことも」
SG「バノニ…」
VN「それなのに、大丈夫？って聞くだけで何もしなかった。Aが辛いなんて言うわけなかったのに…俺のせいだ」
HS「でもそんなの…Aヌナにも悪いところはあるだろ？辛いなら辛いって言えばよかったんだよ」
JN「そう？確かにAも悪かったかもしれないけど、Aがそんな素直に辛さを表さないなんて俺たち分かってたはずじゃない？分かってたのに何もしなかったんだから俺たちは同罪だよ。バノニだけじゃなく、みんな」
SC「…とにかく、どうしたらAが出て行かなくて済むのか考えよう」
ジュンの真っ直ぐな言葉が鋭く胸を貫く。ジュンはいつでも真っ直ぐだった。
空気の重さに耐えられずに俺がそう言うと、
ソクミンが「でも、」と零し、視線がソクミンに集まった。ソクミンはそれに狼狽えたのか、口を噤んだが、「どうした？」と続きを促すと、弱々しく話し始めた。
DK「ヌナは、出て行きたいんじゃないんですか…？」
JH「ヤ…そんなわけないだろ」
DK「でも……ヌナは何でアイドルをしてたんですか？何で、一体いつから辞めたくなってしまったのか。俺たちは知なきゃいけないんじゃないかなって…」
→
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ぴょん(プロフ) - ミンギュはいいやつすぎるし、主人公のファンミにこそこそ行こうとするメンバー、君らが悪いのにどうしても可愛すぎる、最高です (2022年9月23日 0時) (
レス) @page47 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
綾部(プロフ) - 1日かけてじっくり読んでしまいました。更新される日を待っています。 (2022年8月11日 22時) (レス) @page47 id: 1ca0875e76 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 一気に読んじゃいました。また更新される日が来る事を願っております。執筆してくださりありがとうございます。 (2022年1月4日 0時) (レス) @page47 id: 3160d2b695 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 椎名さん» まさかお返事来るとは思っていませんでした、、、ゆっくりで構いませんので無理はなさならいでください、！ (2021年7月3日 1時) (レス) id: 6da38b2df1 (このIDを非表示/違反報告)
椎名(プロフ) - 雫さん» 更新、非常に遅くなっていて申し訳ありません…！！ (2021年7月2日 23時) (レス) id: ecff8741cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2018年3月28日 20時
