いつもきみだった 2 ページ13
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LC「悲しいのになんで笑えるの？」
MG「…何よりヌナに幸せでいてほしいから。Aヌナがヌナらしくいられるなら、それが俺の望むことだよ」
だからヌナはどうか、自分を責めないでね。
ミンギュの涙を拭うのがわたしの役目だったのに。ミンギュはすっかり成長し、大きな手のひらでわたしの涙を優しく拭ってくれた。
思えばミンギュは、いつもわたしの味方でいてくれた。冷めきった宿舎の中でも、移動車の中でも、いつもぴったりわたしの側について、メンバーからの嘲笑や揶揄いにすぐ反応し、時に強くいなしてくれた。プロデュース101に参加したときも、ミンギュが一番に応援してくれた。一位を獲ったときなんか、興奮したように本心から喜んで抱きしめて祝福してくれたのはミンギュだけだった。
わたしはいままさに、そんな風にわたしを好きでいてくれたミンギュを裏切ろうとしている。散々被害者ぶったところで、わたしだって結局同じだ。
ミンギュ、ごめんね。ごめんね。わたしを許して。
嗚咽とともに許しを乞い続けるわたしに、ミンギュは笑って言う。
MG「俺は怒ってないんだから謝る必要なんてないよ」
LC「でも、でも……ミンギュ、ごめんなさい……」
MG「…ねえ、ヌナ。でもひとつだけ。俺は
メンバーじゃなくなっても、ヌナの大切な人で居られる？」
唐突に不安で仕方がない顔になり、大きい身体を丸めてわたしにもたれかかり、ミンギュは言った。
彼は練習生の頃から、よくこんな顔をして私に甘えたものだった。どうしようもなくかわいくて甘えたがりの彼だった。彼が事務所に入ったばかりの頃から、ずっとかわいい弟だった。
大きい身体にいっぱいに腕を回し、抱きしめる。「当たり前だよ」と言うと、ミンギュは本当に嬉しそうに笑って、「Aヌナ、だいすき」と頰を擦りよせた。
MG「ヌナあ、今日ヌナの部屋に泊まりたい」
LC「あはは、ミンギュどうやって寝るの？」
MG「二人で床に寝ようよ。布団持ってくるから。ね？」
LC「……うん、いいよ。そうしようか。ミンギュの好きなキャンドルつけてあげる」
MG「やった！俺、布団もってくるね！ヌナその間に寝ないでね！」
はしゃぐミンギュは、まるで私たちが練習生だった頃のようで。あの頃隣にいた、ウォヌやスンチョルを思い出した。もう二度と戻らないあの日々。ミンギュだけが、そばにいてくれている。
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ぴょん(プロフ) - ミンギュはいいやつすぎるし、主人公のファンミにこそこそ行こうとするメンバー、君らが悪いのにどうしても可愛すぎる、最高です (2022年9月23日 0時) (
レス) @page47 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
綾部(プロフ) - 1日かけてじっくり読んでしまいました。更新される日を待っています。 (2022年8月11日 22時) (レス) @page47 id: 1ca0875e76 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 一気に読んじゃいました。また更新される日が来る事を願っております。執筆してくださりありがとうございます。 (2022年1月4日 0時) (レス) @page47 id: 3160d2b695 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 椎名さん» まさかお返事来るとは思っていませんでした、、、ゆっくりで構いませんので無理はなさならいでください、！ (2021年7月3日 1時) (レス) id: 6da38b2df1 (このIDを非表示/違反報告)
椎名(プロフ) - 雫さん» 更新、非常に遅くなっていて申し訳ありません…！！ (2021年7月2日 23時) (レス) id: ecff8741cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2018年3月28日 20時
