あわよくばの末路 ページ36
WZ side
LC「…ジフン？お疲れ様。今ちょっと良いかな？」
今日も一日作業室にこもっていた。時計を見るともうすっかり夜で、それなのに良いものが全くできていない状況に焦りが募る。
ヘッドホンを外し、椅子に背を深くもたれかかけていると、突如ドアがノックされた。事務所の人かと思ったら、それはAだった。
黙ってドアを開けると、緊張した面持ちのAが立っていた。「座っていいよ」と言って、ソファに座るよう促す。IOIの仕事で朝から慌ただしく出て行ったAは確か、ジュホンヒョンと作業をするので遅くなると言っていた気がしたけど。
何を話せばいいのかわからなくて、黙り込んでいると、意を決したようにAが口を開いた。
LC「曲を作ったの」
WZ「曲？」
LC「うん。ジフンに聴いてもらって…もし良ければ歌ってほしいなって思って」
WZ「それでジュホンヒョンと作業してたわけ？」
LC「そうなの。ZICO先輩とDEAN先輩も聴いてくれて、少し手直しして貰ったんだけど…覚えてる？練習室の時に、スンチョルとスニョンとジフンにだけ聴かせたトラックがあったじゃない？それの…プロローグみたいな曲にしたくて、」
良かったらリーダーたちに歌ってほしいなと思ってるんだけど…、と言ってAが差し出してきたUSBを受け取る。
WZ「…なんでわざわざ、他の人たちに相談に？」
LC「ジフンたちを驚かせたくて」
WZ「ああ、そうなんだ？てっきり俺に相談しても一位なんかとれないからかと思った」
少しの期待が輝かせていたAの瞳が、悲しそうに揺れる。それなのに口から出る言葉は止まらない。
LC「っ、そんなこと……」
WZ「そもそも…今忙しいのに、曲作る余裕なんてあるか？だったらもっとこっちの練習に顔出してくれた方がいいよ」
LC「それは…そうだよね、ごめん」
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コノシ??(プロフ) - このお話本当に大好きでもう3周目です（泣）毎回切なくて涙が止まりません、、泣 こんなにいいお話を書いてくださってありがとうございます！！泣泣 (2019年10月24日 16時) (
レス) id: 8f50ae73cd (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - この作品が好きなので結末まできちんと見届けたいです。これからの椎名さんの作品も見たいと今の作品を読んでいて思っています。よろしければ続編のパスワードを教えて頂けたら幸いです。 (2018年3月29日 21時) (レス) id: 32a2e286ef (このIDを非表示/違反報告)
bbbbbbbbbbbbxbc(プロフ) - ほんとにこの作品が大好きで最近の楽しみでもありました。パスワードよければ教えていただけないでしょうか（；＿；） (2018年3月29日 20時) (レス) id: 14b2a82e33 (このIDを非表示/違反報告)
vanilla060(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 322d68ed9d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - もし良ければ私もパスワード教えて欲しいです(>_<) (2018年3月29日 20時) (レス) id: d3c015137c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2017年6月27日 13時
