なすすべなく 2 ページ26
リビングに入ると、目が合ったわたしにスンチョルがぎこちなく言う。
SC「おう、お疲れさん。一位良かったな」
「うん…ありがとう。色々迷惑かけてごめんね。これからも迷惑かけるかもしれないけど…」
MG「俺たちも精一杯サポートするからさ。頑張ろうね」
ちらりと見ただけで何も言わない数人がこわくて、どんどん胸がぎゅうっと傷んだ。車を車庫に入れたマネージャーがいつのまにか宿舎に入って来ていたようで、わたしのキャリーバッグを持って声をかけてくる。
マネ「おー、ルカ。あっちの宿舎に明日の早朝荷物運ぶらしいから準備しといてくれよ」
「あ…うん。分かりました。おやすみなさい」
マネージャーが出て行くと、スニョンと目が合った。
HS「ヌナ、あっちの宿舎行くの？どのくらい？」
「その日のスケジュールによるんだけど…半々くらいになるつもり」
JH「…帰って来れんの？無理しない方いいんじゃない」
ちらりとわたしを一瞥したジョンハンの目から、それがわたしを心配しての発言じゃないことはすぐに分かった。
「無理なんかしてないよ。わたしが…帰って来たいんだし」
そう返すのがやっとだった。正直に言うとショックだった。今までわたしがやってきたことは結果的に迷惑をかけていただけで、これからも迷惑をかけるのだということに気付き、どうしていいか分からなくなった。
それでも、みんなとSEVENTEENのメンバーとして活動できる。一位になれていなかったら、脱退させられていれば、みんなと活動するチャンスすら奪われていたのだから。メンバーで居られれば、きっとそのうち、元に戻るはずだ。もう少し頑張ればいい。もう少し。
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コノシ??(プロフ) - このお話本当に大好きでもう3周目です（泣）毎回切なくて涙が止まりません、、泣 こんなにいいお話を書いてくださってありがとうございます！！泣泣 (2019年10月24日 16時) (
レス) id: 8f50ae73cd (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - この作品が好きなので結末まできちんと見届けたいです。これからの椎名さんの作品も見たいと今の作品を読んでいて思っています。よろしければ続編のパスワードを教えて頂けたら幸いです。 (2018年3月29日 21時) (レス) id: 32a2e286ef (このIDを非表示/違反報告)
bbbbbbbbbbbbxbc(プロフ) - ほんとにこの作品が大好きで最近の楽しみでもありました。パスワードよければ教えていただけないでしょうか（；＿；） (2018年3月29日 20時) (レス) id: 14b2a82e33 (このIDを非表示/違反報告)
vanilla060(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 322d68ed9d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - もし良ければ私もパスワード教えて欲しいです(>_<) (2018年3月29日 20時) (レス) id: d3c015137c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2017年6月27日 13時
