一位 2 ページ24
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放送が終わり、裏にはける。脱落した練習生のみんなもいて、泣きながら抱き合った。
同じ事務所の仲良しであるナヨンとギョルギョンとセルカを撮って笑い合う。
と、廊下の遠くからひときわ背の高い男が駆け寄ってくる。ミンギュだ。すごい笑顔で駆け寄ってきたミンギュは、わたしの脇に手を入れ持ち上げた。
MG「ヌナっ！！！！あ〜〜おめでとうおめでとうおめでとうおめでとう！！！よく頑張ったねヌナ、すごい…ヌナ！お疲れ様！」
一旦わたしを下ろし、一息でそう言い切ると、ぎゅうっと強く抱きしめられる。わたし、足が浮いてるんだけど。いつの間にかナヨンもギョルギョンも他の子達のところへ行ってしまっていた。
ミンギュ、はなしなさい！と言おうとしたが、耳元で聞こえる彼の鼻をすする音を聞いて、出かけた言葉は引っ込んだ。
「ミンギュ、」
MG「…おれ、本当に嬉しいよ。ぬなの頑張りがようやくいっぱいの人に知ってもらえて、…でもヌナ、俺もこれからもヌナのメンバーだからね、いっぱい頼ってね」
「…ナヨンとかにやきもちやいてるの？」
MG「……そうだよ。ヌナはSEVENTEENでもあるんだからね。それはずっと変わらないんだからね。おれはヌナの大事なメンバーのひとりなんだからね。俺とも一緒にいてくれなきゃ嫌だからね」
約束だよ、とぐすぐす言いながらわたしの首に顔を埋めるミンギュは、いつまで経ってもわたしの可愛いメンバーで、わたしの方こそ手放せそうにない。
…ああ、それでも。ミンギュの香りに包まれながら、ぼんやりと別のことを考える。
他のみんなは…来てくれなかったな。
望みすぎなのは分かっていた。けどミンギュが来れたということは、他のメンバーも来ることができたはずだ、それなのに来なかった。やはりわたしはーー。いや、そんなことない、きっと、きっと忙しかったんだよね。帰れば祝ってくれるよね。最近の嫌な雰囲気も、元に戻るよね。
嬉しさに満ちていたのに、不安が心を侵食し始め、涙が滲んだ。それを誤魔化すように、わたしもミンギュの首に顔を埋めた。
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お久しぶりの更新となってしまい申し訳ありませんでした！ゆっくりですが更新再開しますのでよろしくお願いします。
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コノシ??(プロフ) - このお話本当に大好きでもう3周目です（泣）毎回切なくて涙が止まりません、、泣 こんなにいいお話を書いてくださってありがとうございます！！泣泣 (2019年10月24日 16時) (
レス) id: 8f50ae73cd (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - この作品が好きなので結末まできちんと見届けたいです。これからの椎名さんの作品も見たいと今の作品を読んでいて思っています。よろしければ続編のパスワードを教えて頂けたら幸いです。 (2018年3月29日 21時) (レス) id: 32a2e286ef (このIDを非表示/違反報告)
bbbbbbbbbbbbxbc(プロフ) - ほんとにこの作品が大好きで最近の楽しみでもありました。パスワードよければ教えていただけないでしょうか（；＿；） (2018年3月29日 20時) (レス) id: 14b2a82e33 (このIDを非表示/違反報告)
vanilla060(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 322d68ed9d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - もし良ければ私もパスワード教えて欲しいです(>_<) (2018年3月29日 20時) (レス) id: d3c015137c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2017年6月27日 13時
