信じているよ ページ13
MG side
LC「…ミンギュ！！？」
MG「ヌナ！」
LC「お疲れ様！どうしたの？マネージャーになったの？」
MG「ヌナ専属のね」
番組の宿舎に、Aヌナを迎えに来た。窓を開けて、ヌナに手を振る。ヌナは運転席に座る俺を見ておかしそうに笑った。
LC「バンじゃないんだ…ヘリンオンニの車でしょ」
MG「そうだよ。傷付けたら殴られる」
LC「それどころじゃないよ。次のカムバで坊主頭にされるかもね」
今日はバンではなく、Aヌナと仲の良いヘアメイク担当のヘリンヌナに借りた車。ダメ元で頼んで見たら、「ルカのためならいいわよ」とあっさり貸してくれた。ヘリンヌナもAヌナには甘い。
正直疲れてはいたけど、Aヌナの笑顔を見ると、来てよかったなと感じる。
LC「疲れてるのにありがとね」
自分の方がよっぽど疲れきってるはずなのに、何度も嬉しそうに俺に礼を言うヌナを見てると顔が綻ぶ。確かに俺だって疲れてはいるけど、ヌナの方がハードなスケジュールをこなしているし、そもそもヌナのこんな嬉しそうな顔が見られるなら疲れだって吹き飛ぶのである。
同時に、この前の練習室での一件を思い出す。
ヒョンたちが、こんなに頑張っているAヌナになんであんなことが言えるのかが分からない。
MG「ヌナ、辛かったらずっと俺たちとだけ一緒に居てもいいんだからね」
LC「、ミンギュ」
MG「ヌナのこと応援してるけど、正直番組から降りてほしいって思ってるよ。こんな…ヌナだって出たくないでしょ？」
LC「…出たくない、けど」
MG「なら…」
LC「けど、出るのが一番良いの」
MG「分からないよ…。それは誰にとって？」
LC「ミンギュたちにとっても、私、…私たちにとっても、これが一番良いの。後からきっと分かるよ。わたしにもよく、分かってないけど…迷惑かけてるけどヌナ頑張るから、ミンギュも応援してて」
ああヌナはこの前の練習室での、ヒョン達の言葉も、スタッフがどのような意図でそれを吹き込んだのかも全て知っていると気づいた。
何故ヌナは「俺達のため」に、こんなにも身を削って頑張れるのか。でもそれがヌナだ。この人は、メンバーのためにそれをやってのける人だ。一体何を背負わされているのか。
「俺はいつでもヌナの味方だよ。知っておいてね」やっとの思いでそれだけ言うと、「ありがとう」と笑ってくれた。今は少しこじれているだけ。俺達はずっと一緒にいられるよ。
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コノシ??(プロフ) - このお話本当に大好きでもう3周目です（泣）毎回切なくて涙が止まりません、、泣 こんなにいいお話を書いてくださってありがとうございます！！泣泣 (2019年10月24日 16時) (
レス) id: 8f50ae73cd (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - この作品が好きなので結末まできちんと見届けたいです。これからの椎名さんの作品も見たいと今の作品を読んでいて思っています。よろしければ続編のパスワードを教えて頂けたら幸いです。 (2018年3月29日 21時) (レス) id: 32a2e286ef (このIDを非表示/違反報告)
bbbbbbbbbbbbxbc(プロフ) - ほんとにこの作品が大好きで最近の楽しみでもありました。パスワードよければ教えていただけないでしょうか（；＿；） (2018年3月29日 20時) (レス) id: 14b2a82e33 (このIDを非表示/違反報告)
vanilla060(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 322d68ed9d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - もし良ければ私もパスワード教えて欲しいです(>_<) (2018年3月29日 20時) (レス) id: d3c015137c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名 | 作成日時：2017年6月27日 13時
