親友 ページ11
PSF「ルカさん、今から誰か一人にだけ電話がかけられます」
LC「電話ですか？ああ、わたしに韓国に家族がいないから…家族じゃなく誰かにってことですかね？」
PSF「そうなります。誰にかけますか？」
LC「ん〜…迷いますね、どうしよう」
スタッフからいきなり渡されたスマートフォン。番組参加中は出来るだけスマホを持たないようにしている。SEVENTEENのスケジュールの時のみスマホを持ち、番組参加中は番組スタッフに預けていた。
そんなスマホを手に、逡巡する。困って笑ってしまうと、スタッフに笑いながら「やっぱりSEVENTEENのメンバーにかけますか？」と聞かれた。
メンバー…メンバーは今電話をかけて、果たして私に言葉をかけてくれるだろうか。励ましてくれるのか、自信がなかった。迷った末に、トークアプリの一番上にある親友の名前をタップする。数回の呼び出し音の後に、いつも通りの低い声がスピーカーから流れた。
IM「ヨボセヨ〜」
LC「、チャンギュン？ヨボセヨ」
IM「A？何？恋しい？(笑)」
LC「馬鹿(笑)…これプデュの企画で、誰か一人にだけ電話かけていいって言われて」
IM「あ、それでA全然連絡返さなかったわけ？」
LC「まあそれはいつものことじゃん。チャット苦手なの知ってるでしょ」
聞き慣れた親友…チャンギュンの声に、心がほっと落ち着くのが分かる。飄々としながらも冗談を言うチャンギュンに、笑顔がこぼれた。
IM「今大変でしょ。みんなで番組見てるよ。Aのこと応援してる。固定pick(笑)」
LC「本当？ありがとうって伝えておいて」
IM「……ヤ〜、A。大変だろ？疲れてるだろ？プレッシャーを感じるよな」
LC「、ふふ。分かるの？」
IM「分かるよ。俺もそうだったから」
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1682人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
コノシ??(プロフ) - このお話本当に大好きでもう3周目です（泣）毎回切なくて涙が止まりません、、泣 こんなにいいお話を書いてくださってありがとうございます！！泣泣 (2019年10月24日 16時) (
レス) id: 8f50ae73cd (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - この作品が好きなので結末まできちんと見届けたいです。これからの椎名さんの作品も見たいと今の作品を読んでいて思っています。よろしければ続編のパスワードを教えて頂けたら幸いです。 (2018年3月29日 21時) (レス) id: 32a2e286ef (このIDを非表示/違反報告)
bbbbbbbbbbbbxbc(プロフ) - ほんとにこの作品が大好きで最近の楽しみでもありました。パスワードよければ教えていただけないでしょうか（；＿；） (2018年3月29日 20時) (レス) id: 14b2a82e33 (このIDを非表示/違反報告)
vanilla060(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。 (2018年3月29日 20時) (レス) id: 322d68ed9d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - もし良ければ私もパスワード教えて欲しいです(>_<) (2018年3月29日 20時) (レス) id: d3c015137c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎名 | 作成日時：2017年6月27日 13時
