ストーカーにふりまわされて学校辞めた話【実話】

９日目 ページ10

テスト期間がやってきた。

テスト期間中は2限や3限で終わる。

「Aちゃん、一緒に帰ろう！」


当然、こいつに誘われる。

「う、うん……」


私は電車で終点(3駅だが)まで行ってから乗り換える。
柏木は終点駅までだった。

だから、終点駅までは柏木と同じなのだ。

10分ちょっとの距離だが学校から駅まで歩く時間なども含めると３０分以上は一緒になる。


正直、断りたかった。

「ねぇ、Aちゃん！
帰りに終点駅のマ○ク寄って帰ろうよ！」

某ファストフード店に寄って帰ろうと誘われた。


「あ、でも…」

「なんで？
はるかさんたちと今日は何もないって話してたじゃん」

「え、なんで知ってるの？
クラス、違うよね？」

「フフフ、心が通じ合ってるんだね！」

「はぁ？」


断る事も出来ずに終点駅のマ○クへ寄った。

ジュースとポテトを頼んで駄弁る。


「Aちゃんは、はるかさんたちと仲良いよねー」

「あ、うん。
そういえば、柏木さんは仲良い子とかいないの？」


クラスでの事は知らないが部活も行きも帰りもお昼休みもいつも私についてくる。


「何言ってるの！
Aちゃんが仲良しだよ！

ってか、私、はるか嫌いなんだよねー」


「え？」

「なんか妙に私にだけキツくない？」

「あー、はるかちゃんは気が強いからそう感じるだけじゃないの？」

「違う、違う！
逆にAちゃんには妙に優しいし！」

「それは友達だから…」


「違うね！
あいつと仲良くしない方が良いと思うよ？」

「え」

「とにかく、私は嫌い！
だから、Aちゃんも仲良くしないでね！」


「いや、それは困るって」

「何に困るの？
友達がいなくなるってこと？」


「そう！」

だんだんイライラしてきた。

「だから、私がいるって！」

「……………私、そろそろ乗り換え電車の時間だから。
また明日。」


あまりに自分勝手な発言にイライラが爆発しそうになり、私はとっとと帰宅した。



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