ストーカーにふりまわされて学校辞めた話【実話】

４０日目 ページ42

そして夏休みも終わる頃。

私は三者面談のため、学校へ来ていた。


そこである決意をしていた。

担任に柏木とクラスを離せなかった理由を聞くことだ。


前の人が終わり、教室へ入る。


「今年はすごく良いペースで…」

担任はすぐに去年と比較して今年のことを褒めてきた。


「このままなら高校にも内部進学出来るよ」

こんな話をしていた。

10分ほどで担任の話は終わった。


「何か言っておきたいこととかある？」


担任に聞かれる。

私は勇気を出して聞いた。


「あの、なんで今年も同じクラスにしたんですか？」

「え？」

「去年の三面の時、クラス離して欲しいって言ったんですが…」


慌てた様子で担任は喋りだす。

「いや、ただ名簿をもらってそのクラスになるだけだから…
誰をクラスに入れたいとか先生は選べないんだ。」


「？」

意味が分からなかった。

母を見ると母も訳が分からなそうにしていた。


「学年主任の先生が決めた名簿をもらうだけで…
だってほら、担任の先生はあいうえお順になってるんだよ。
A組の先生は「か」で、俺は「た」みたいに全学年そういうきまりだから…」


何となく意味が分かってきた。


「あの…先生。
何の話してるか分かってます？」


「え、え…えっと……俺？」

「柏木さんのことです！
私、三面の時にクラス離して欲しいって頼みましたよね？」


私は自分の事だと勘違いしている担任に怒りを覚えていた。

「え？
えっと…」


思い出そうとしている。

どうやら私の話なんてこれっぽっちも聞いていなくて忘れてたようだ。


ふつふつと怒りが込み上げてくる。


私は勇気を出して自分の口から伝えた。
それを聞いて分かったと言った担任。
だけどそんなの嘘ですっかり忘れていた。

思い出せなかったのか慌てた様子で担任が話す。

「いや、誰にだって苦手な人くらいはいるから！
それはもうしょうがないからあなたの方がうまくやるしかないんだよ。
だから、仕方ないと思ってくれ。な？」


私がうまくやらないからいけないの？

「…………もう良いです。」


私は教室を出た。


親も怒った様子で後から来る。



その日に私は心の底からこう感じた。





こんな学校いられるか。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

書いてて思い出して腹が立ちました！

４１日目→←３９日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す