推しがストーカーでした。［青］

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｢You side｣

ころんえっ、それどういうこと…!!!?
ころんていうかまだ気づいてくれないの…?リスナー失格かな_(_)









私の、DM。
ころんくんとのDM。

返信、はおろか既読すらつくはずのないDM。


…私は今何が見えているのだろうか。

あ、夢か。
私よく妄想して寝るし、これ夢か。









そう思ってほっぺたを思いっきり抓ってみた。









｢えっ、ちょ、なにやってんの大丈夫！？www｣





親友の声。


そうだった。







混乱する頭で今目の前に親友がいることを思い出す。
そして震える手でスマホを差し出した。




『…ねぇ、返事が来たんだけど。』









｢え、良かったじゃん｣



『良かったじゃんじゃない
ころんくん既読機能つけてないよ
リスナーに返信するわけないよ
とにかく私を夢から覚めさせて

ああでも覚めたくないなどうしよ』





この状況。
夢だったならめちゃくちゃいい状況では。

もういっそこのままでいいよ。
なんて場違いな考えをする私に親友は笑い飛ばす。





いやあなたの方が場違いだよ推しから返信来たんだよ




｢怖い怖いwwwww
夢じゃないよ、これ。
現実だよ良かったね。｣




『良くない理解出来てない』







笑い飛ばしていた親友が急に落ち着いて、優しい目で私を見た。

そんな目で見られても私には何にも心当たりもないし
当然この状況に理解出来ているわけが無い。




…そもそも気づかないのって何に…？？

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