推しがストーカーでした。［青］

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｢You side｣

『…ころんくん。』


息を切らしながら公園に入ってきたのは
今頭を悩ませられている相手。
ころんくんだった。

顔は紅潮していて、
額には汗がキラキラと光っている。


…もしかして私を探してたり…？









｢もう逃げないでよ！！笑

…振られちゃったけどもう1回言わせて欲しくて来ちゃった、｣




来ちゃったって…( ; - ; )
オタク魂が炸裂して沸きそうになったが場違いすぎるので堪える。




そういうところんくんは
真剣な表情で私を見据えた。







｢Aちゃんに好きな人がいるのは分かってる。
僕Aちゃんの推しだからって恋愛対象になる訳じゃないことも。
…でもその上で僕のことを推しじゃなくて
一人の男として見て欲しいって思ってる、｣





最後の方は消えそうなほど小さい声で。
いつも聞くハイテンションな声やふざけた様子とは
別人のようで、
リスナーさんには見せない1面。

こんな表情も生の顔も、普段は見れないし
多分一生知ることもできなかった。

今それが、自分に向けられているのに
何故か悲しくなる。








『…何か勘違いさせちゃってますか…？』



｢勘違い？｣



『…私が好きになったのは』



……………………


お星様が赤色に…！？
ありがとうございます( ; ; )

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