第五十六話 ページ6
三時間程で、打ち上げは終了。
これで、本当に終わった。
でも・・・これで終わりじゃない。
これからが待ってる。
そうだよね、Aさん。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
自宅に着くまで、エリザチームの
グループトークに送られてくる写真達。
先程の打ち上げから、稽古中や帝劇の楽屋で
撮ったと思われる写真まで色々。
一体、いつ撮ったんだろう。
みんな隠し撮りのプロだ(笑)
一枚一枚、その時の光景を思い浮かべながら保存する度に
俺の中で"思い出"として残されていく。
優君:大我とAの親子写真｝
［画像］
｛ガチガチすぎてヤバいですね、俺(笑)
育さん:棒立ち大我😂］
Aさん:背筋ピーンッ😆
｛やめてください(笑)
憧れの人の隣で俺はこんな顔してたんだなぁ。
もっとマシな顔で写りたかったけど、これも良い思い出。
その中でも大楽集合写真は宝物だ。
カンパニーの一員としてエリザベートに携われた
その事実が、これからの俺を見守ってくれる。
楽しかった。
うん、今日は良い夢が見れそう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
後日、Aさんのオフィシャルブログが更新。
［ミュージカル、エリザベートを終えて］
先日、無事エリザベートの第千穐楽を迎えました。
沢山の思いが込み上げて、中々言葉に出来ず
ブログを更新するのが遅れてしまいました。
まずは、劇場に足を運んで下さったお客様
そして、見守って下さったお客様
本当にありがとうございました。
皆様の支えがあり私は最後までエリザベートを
やり遂げる事が出来たと思っています。
お客様、カンパニーの皆様、関係者の皆様
そして小池先生！！皆様のお力です。
オーディションから始まり、合格のお知らせを頂き
あまりにも嬉し過ぎて飛び跳ねた昨年の夏。
ポスター撮影や少しずつエリザベートに関する
お仕事が増えて心の準備と覚悟に費やした時間。
名作中の名作であるエリザベートに自分が出演する。
それはとても光栄な事であり、挑戦でした。
素晴らしいキャストの方々に囲まれながら
お芝居に向き合う日々は
想像以上に刺激に溢れて感動に満ちていました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 235人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しぃ
| 作成日時：2023年10月6日 20時
