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第六十四話 ページ14









『ごめん』


「どうしたの?」




『やっぱ嘘。少しだけ羨ましかったな』
「え?」
『大我の楽屋にメンバーの人達が来てくれた事あったでしょ』
「うんっ」





『あの時、いいなぁって思った』





「・・・」

『この仕事は常に人で溢れてはいるけど、同じ志って言うのかな。そう言う人達とずっと一緒って憧れる』
「憧れ・・・」
『うん。絶対的な存在感でしょ。メンバーって』
「そうだね。舞台中も心の支えになってた」







『帰る場所があるって素敵な事だよ』

「Aさんっ」

「いや、Aちゃん」

『ん?なに、呼び方なんか変えて(笑)』


「一人じゃない。Aちゃんも」

『・・・前にも・・・言ってくれたね』

「ん、言った」

『嬉しかったなぁ、あの時』

「・・・今の俺はAちゃんと同じ志とは言えないし」

『えっ?』

「優れてるとこなんてないけど」


『・・・』


「舞台が終わっても・・・ずっと俺は仲間でいる」


『大我っ』


「ごめん、急に」


『ううん。ありがとう』


「辛くなったらさ・・・話したりしようよ」


『・・・』


「こんな風に喋ったりするのでも良い」


『美味しい物食べたり?』


「そうそう」


『そうだね』


「それで、いつかまた「『共演する』」


「約束ね?『ふふ、約束っ』











約束を果たせる日が来るのか分からないけれど
俺にとって新しい目標であり希望。

いや、夢と言ってもいいかもしれないね。


そんな夢を与えてくれた彼女と出逢えた奇跡。


こんな風にずっと・・・過ごせたらいいな。






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作者名:しぃ | 作成日時:2023年10月6日 20時

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