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第六十二話 ページ12








「大丈夫?」
『だ、大丈夫』
「凄かったね、舞台」
『うん。絶対泣くって思ったけどこれはヤバい』
「確かにあの泉のシーンは『やめて。また泣けてくるっ』
「あははははっ」


こんなやり取りを数回繰り返し、二幕へ。


二幕は、ラテン・ショー
幕が上がり始まった瞬間、椅子からずり落ちそうになるぐらい
一幕との温度差にびっくり。

パッション!!情熱!!オリャーーーー!!
的な熱いステージが繰り広げられていた。


「Aさんっ、あの人は?」
『えっ、さっきの源太役人だよ』
「嘘だろっ」

と、役とは別人のキャストさん達に驚愕。





泉ちゃんが、、えぇ??だれ??






終演後




『あぁ〜楽しかったぁぁぁぁ』大満喫のAさんに対し
「・・・・」まだ理解しきれてない俺。


凄すぎる、あんな短時間で、あの技術量。半端ない。


お芝居からのショーって考えただけで
ぶっ倒れそうになるのに、それを期間中・・・ずっと。


「凄すぎるっ」
『良い刺激になったみたいだね』
「なりすぎて、頭パンクしそう(笑)」
『観劇後は私もそうなる。同じ役者として見ちゃう部分があるから』
「感想とか出てこないですもん」
『分かる分かる』
「マジで凄い。尊敬しかない」
『そう伝えておくね、ゆうみちゃんに』
「いや、それは(笑)」
『ダメ?(笑)』
「ダメでしょ!」
『あははっ』




その後も、カフェで舞台について
あれこれ話し込んみ気が付いた時には日が暮れていた。


「長居しすぎちゃったね俺ら」
『喋り倒した気がする(笑)』
「ここまで話したの初めてじゃない?」
『確かに、舞台中は舞台の話がメインだったから』
「・・・誘ってくれてありがとう」
『こちらこそだよ。大我がいてくれて楽しめたっ』
「そろそろ移動する?」
『そうだね。お腹空いた〜』








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作者名:しぃ | 作成日時:2023年10月6日 20時

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