【midnight】-1- (ページ50)

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「電気消すよ」
『うんっ』

「狭くない？」
『大丈夫・・・でも、やっぱり「俺が勝ったんだからソファーは諦めて」

どこで寝るか問題をじゃんけんで
決めてしまったが故に返す言葉もない。

大我君的に一緒に寝るのは普通でしょ？
って感じなんだろうけど心の準備が・・・うん。

別にこれが初めてなわけじゃないのに心臓破裂しそう。

「Aちゃん」
『は、はい』

「ふっ、何その返事」
『なんだろ・・ね』
「分かりやすっ(笑)」
『わ、分かりやすい？』
「ガッチガチじゃん」
『・・・思ってても言わないで、そういうの』
「いいじゃんー俺も同じだし」

『うそだぁ』
「ほんとほんと」

そう言って、私を抱き寄せた。

『待って・・・「今日はこれで我慢するから」
『・・・いいの？』
「いいのって、それ聞く？(笑)」
『あ、ごめん(笑)』

「まあ・・・追々ね」

『ん、、ありがとう』

「おやすみ」
『・・・おやすみ』

優しさに包み込まれる夜。

あなたの温もりが・・・夢へと誘った。