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「上がったよ〜」
『び、びっくりした」
「ごめん(笑)」
バスタオルを頭にかけた状態で
リビングに戻ってきた大我君。
こんな事言うのもあれだけど濡れた髪が色っぽい。
「ん?なんかついてる?俺の顔」
『えっ、ううん。ついてない』
「てか、Aちゃんドライヤーしないと」
『あぁ・・・ドライヤーね、、借りていい?』
「持ってくるわ」
『ありがとう』
『ここでしていいの?』
「うん。いーよー」
『・・・で、大我君はなぜそこに』
「気にしない気にしない」
気にするよ。後ろにいるんだもん。
私が床、大我君がソファー・・・
「おおー髪!すげーシャンプーのCMみたい」
『えぇ、なんてー?』
「シャンプーのシーーエムみたいー」
『はい?(笑)』
「そんな聞こえないもん?(笑)」
『聞こえない(笑)』
「ちょ貸してー俺やりたい!」
『えっ、、えっ?』
ウィーーーーーーーーンッ
『・・・・』
「♪♪♪」
後ろの人・・鼻歌歌ってます?
私の髪乾かしながら?
待って・・・・何この展開。
テーブルに置かれた鏡に映る自分の顔がやばい。
湯気でも出るんじゃ・・・
「おぉ〜さらさら〜」
『・・・・』
「綺麗な髪だよね。Aちゃんって」
『・・・・』
「おーい」
『はっ・・・ごめん』
「んふっ(笑)」
・・わざとだ、絶対!
『大我君さ、、楽しんでるでしょ?』
「んー?(笑)」
『んー?じゃないっ』
「可愛いんだもん。仕方ない」
『またそんなこといって』
「言わないと分からないからね、Aちゃんは」
それはそう。
だけど、ほんと・・心臓が持たないっ
相手が大我君だと。
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作者名:しぃ | 作成日時:2023年5月11日 17時