【midnight】-1- (ページ48)

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結局、泊まる事になった私は大我君から説明を受けている。

「これがクレンジングで、、横が洗顔」
『大我君、クレンジング使うの？』
「使うよ。メイクしたまま帰ってくる時あるし」
『あぁそうか』
「変な事考えたでしょ(笑)」
『バレた？』
「うん」
『ごめんごめん』
「いーよ。でも勝手にモヤモヤしないで」
『んっ、分かった』

『じゃ、お風呂お借りしますっ』
「行ってらっしゃい」

・・・冷静に考えたら・・・この状況ヤバい。

大我君の家でお風呂入るって・・・そんなことある？
数時間前じゃ考えられない事が起きてる現実。

このまま突っ立ってられないし・・・入ろう。

シャワーを浴びて、湯船に浸かって・・・

『あっ』

大我君の香りだ。

優しい・・・石鹸の香り。

『お風呂・・・ありがとう』
「んふっ、何で隠してんのよ」
『素っぴん・・・だし』

両手で顔を隠す私を見て大我君が笑う。

「化粧してなくても変わんないじゃん」
『変わるよっ』
「そう？」
『そんな見ないでっ、、恥ずかしいから』
『そういうの逆効果って言うんだよ(笑)」

『何の逆効果？』

「何だと思う？」
『分かんない(笑)』
「考えてて。さっ、俺も風呂入ってこよ〜」

『あ、ちょ・・・』

逃げられた・・・ちゃった。