【midnight】-1- (ページ4)

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「あ、きたきたー！A〜！」
『シィー声デカい(笑)』
「ふふ、いつもの癖で♪」
『どこにいても麻里亜の声は聞こえそうだわ(笑)』
「褒めて『ないから！』
「ははっ〜あっ！そうだ」
『ん？』
「名前どうする？」
『あーそうねー』
「そう、一応名前と年齢合わせとこうよ」
『店バレするのもやだしね』
「うん！」

これっきり。だとしても自分自身を守る事には変わりない。
ただの飲み会が面倒な事にならないためにも
私は《るか》麻里亜は《ゆら》そして年齢は24歳に設定完了。

年若くしちゃったけど、まあいけるでしょ。

という事で、無事入店。
どんな経緯で誰と何人で飲み会が行われるか
全く聞いてなかった私は麻里亜に着いていく。

いや、聞けよって話なのよ。うん。
でもまあ麻里亜だし大丈夫かなー・・・って、え？

「あ、もしかして篠村さんからの紹介から来た子？」
そう聞かれて困る私を麻里亜がフォロー

「そうです！篠村さんにお誘いいただいて」
「そっか、そっか！」
「はい。部屋はこの奥ですかね？」
「そうそう。先に始めてるから好きなの頼んで〜」
「分かりました、ありがとうございます♪」

「だって♪♪好きなの頼も！！」
『うん(笑)』

マジで飲み食い目当てだわ、この子(笑)