【拗らせ、捻くれ】Ⅱ (ページ10)

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松村さんは、よく笑うし。よく喋る。

とは言っても私はその姿を眺めているだけ。

でも今日はナチュラル松村さんを

これでもかっ！ってほど感じた。

そりゃ、夢みたいよ。

少し前じゃ考えられないもん。

だからこそ、諦めないで良かったなって思う。

松村さんに対して悩んだ事もあったけど
あれも必要な時間だったんだね。

完全に信頼されたとは言えないかもしれない。
でも、少しくらい自信持っても良いかな。

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翌日

樹「あっ今日はAちゃんなんだ」
『そうですよ〜スケジュール見てなかったんですか？(笑)』

樹「いや、見たよ。見たけどどうせ北斗だろうなって思ってたから(笑)」
『今日はチーフが松村さんの担当なんです』

樹「あーあれだ。顔合わせ？」
『はい。そうです』
樹「そっかそっか」

樹君の現場に同行するのは久し振りで
いつもと違った緊張感を感じる。

番組出演者だけでなく出入りが多いテレビ局は
何回来ても慣れない。

右も左も有名人ばかり。

今日は気疲れしそうな予感・・・・(汗)

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"お疲れ様でしたー！"

樹「ふぅーお疲れ〜(笑)」
『お疲れ様でした。ドリンクどうぞ〜』

樹「あぁ笑い過ぎて頬っぺたいてぇ〜」
『あれだけ笑えば痛くもなりますよ〜』
樹「なるよね〜」
『拳一つ分ぐらい口開いてますし(笑)』
樹「そんな開いてねぇわ！(笑)」
『開いてますよ。ほら(笑)』
樹「わざわざ見せなくていいし(笑)」
『(笑)』

樹「てかさ」
『？？？』
樹「昨日ってAちゃんもオフだった？」
『え？あっはい。樹君もオフでしたよね』
樹「そうそう、俺と北斗がオフ」
『ゆっくり休めました？』
樹「ゲーム三昧よ(笑)」
『それいつもじゃないですか』
樹「オフの日のゲームは違うんだって(笑)」
『なるほど〜』
樹「Aちゃんは？何してたの？」

ど、どうしよ。

これは正直に答えるべきなのか！？