【カレとカノジョ】 (ページ40)

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仕事が終わり、彼女の家へ向かう。

頭の中は再来週のオフが確定した事もあって
どこ行こうかでいっぱい。

一緒に過ごすなら人目を気にしなくて良い場所が理想。
かと言って、家ってのも悪いなぁ〜で
思いついたのがキャンプ。
個人的に良いデートプランだと思う。

けど、Aって虫とか嫌いだったよなぁ。
取り敢えず一か八か誘ってみよう。

結果、キャンプ決定！！

最初は微妙な反応だったけど
ちらっと見えた携帯の画面にキャンプって
文字が見えた時は安心したよね。

で、お次はワンピース(笑)

いや、これはビックリ。
Aがワンピース！？って感じ。

しかも続きが気になって・・・だよ？
共通の話題にもなるし、単純に俺も楽しめて
Aも楽しめるって最高じゃん。

急いで仕事終わらせた甲斐があった！！

『やば、もうこんな時間っ(笑)』
「そりゃ腹も減るわ(笑)」
『見出したら止まらなくなるよね(笑)』
「そうそう(笑)」
『よし・・・一旦ストップしてご飯作ろっかな』
「手伝うよ」
『出来るの？(笑)』
「出来るよ(笑)」
『えーなんか怖い』
「いやいや普通に出来るから！」
『自炊とかするんだ？』
「するする。一人暮らし長いしね」
『じゃあ・・・うん。手伝って(笑)』
「了解。何すれば良い？」
『野菜炒め作るから、野菜切ってくれる？』
「ほーい」

二人でキッチンに向かうと、Aが一言。

『二人並ぶと狭いっ(笑)』
「あー確かに(笑)それじゃ俺あっちで切るわ」
『ごめん(笑)』
「何かあったら呼んで(笑)」
『うんっ』

リビングのテーブルで野菜を切る俺と
キッチンで別の作業をする彼女。

いいね。こういうの。

『すんごいニヤついてるけど大丈夫？(笑)』
「あっごめん。浸ってた(笑)」
『浸ってた？』
「うん、なんか良いなって」
『え？(笑)』
「ほのぼのしない？(笑)」
『言いたい事は分かるけど、包丁持ってる事忘れないでね？(笑)』
「あ、うん(笑)」
『ふふ(笑)』

　