【カレとカノジョ】 (ページ38)

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すっげー疲れた。

朝からジェシーの質問攻めがヤバかったし
何ならそこに慎太郎も乗っかってくるし
夕方の時点で疲れ切ってる俺に
樹と北斗が初老とか言うし
大我は大我で・・・俺の顔を見るなり笑う。

いつもと大して変わんないノリなのに
話のネタが俺なだけでこうも違うか。

別に嫌じゃないけど・・・さ。

まだ始まったばっかだから
そっとして欲しいわけよ。

まあ・・・コイツらに通用しないのは分かってんだけど(笑)

今日唯一、ホッとしたのは
Aの声を聞いた時かな。

あー癒されるーって感じで・・

『優吾って電話派だったっけ？(笑)』
「電話派？どういうこと？」
『いや、何か良く電話かかってくるなぁって』
「迷惑だったりする？」
『ううん、迷惑じゃないよ(笑)』
「ほんと？」
『うん。まあでもいつもこの時間だよね(笑)』
「確かに(笑)」
『昨日もそうだったし』
「無意識って、こえ〜(笑)」
『ルーティーン化してる？(笑)』
「かもしんない」
『あはは、それはそれで嬉しいけど』
「なら良かった」
『もうそろそろかかってくるかなって』
「待ってくれてるの？」
『待ってるね(笑)』
「じゃあ明日もかける(笑)」
『どうぞどうぞ(笑)』

気付いたらほぼ毎日電話しちゃってた。

信じてもらえないかもしんないけど
マジで無意識なの。
　

ビックリよ。俺も(笑)

『昔の優吾じゃ考えられないね(笑)』
「変わったのかな？」
『どうなんだろう(笑)』
「そういうことにしといて(笑)」
『分かった(笑)』

今の方が・・・いいなって

純粋にそう思った瞬間だった。