【カレとカノジョ】 (ページ25)

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割と混んでんなー・・・そっか今日土曜日か。

そりゃ渋滞するわけだ。

隣の奴は渋滞＝カラオケタイムと思ってて
さっきからノリノリで歌ってる。

いつでもどこでも楽しめるって凄いよね。
ここまで来たら尊敬の域。

ジ「お腹空いたー！」
「俺だって空いたわ」
ジ「車多いねー中華街も混んでるかな」
「混んでるだろうな。お前さ店調べて予約しといてよ」
ジ「えー中華街と言えば食べ歩きじゃないの？」
「お前みたいな派手な奴が食べ歩きなんかしてたらバレるだろ！(笑)」
ジ「まあそうだけどぉ〜」
「したいわけね・・・」
ジ「意外と大丈夫かもしんないじゃん(笑)」
「どっからくんだよ、その自信(笑)」
ジ「そんな俺ら有名じゃないって(笑)」
「違う意味でお前は目立つんだよ」
ジ「えーそう？」
「そう。俺と違ってな」
ジ「コーチも目立つよ？」
「どう目立つわけ？」
ジ「イケメンだから目立つの！(笑)」

よくもまあそんな恥ずかしい事を言えるもんだ。
悪い気はしないけど・・・

と、単純な俺は店の予約なんてすっかり忘れて現地到着。

そしたら・・コレだよ。

「人多っ！！」
ジ「うぉ〜すんごいねぇ！(笑)」
「車停めれるかな・・・」
ジ「どっか空いてるでしょ〜」
「今ところ満車しかない」
ジ「大丈夫大丈夫！」
「てか、これ絶対店も混んでるじゃん」
ジ「食べ歩き確定〜♪♪♪」
「(ため息)」

駐車場を探し回ってやっと車から降りれた俺達。

ジ「いぇーい〜何食べよっかなぁ」
楽しそうなジェシーに連れられて目指すは中華街。

にしても、目立つな〜・・・
バレないにしても、コイツの服装は問題あるけど
迷子になるよりかマシか。

こうして、ジェシーの希望通り食べ歩き開始！

人混みだからこそ紛れているのか全くバレなくて
案の定「ね？バレないでしょ」とドヤ顔のジェシー。

肉まんも美味しいし、春巻きだって美味い。

たまにはこんな休日もアリだな。